2013 Fiscal Year Research-status Report
病・障害当事者による災害支援活動をめぐる組織間ネットワーク研究
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25590122
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
渡辺 克典 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 准教授 (60509181)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 災害弱者 / 組織間ネットワーク |
Research Abstract |
日本における病・障害当事者による災害支援活動の歴史について、支援活動を担う当事者団体に着目し、それらの団体が病・障害当事者運動組織から再編されてきた歴史を組織間ネットワーク研究から明らかにする。本研究は、日本における病・障害当事者による災害支援活動の歴史について、支援活動を担う当事者団体に着目し、それらの団体が病・障害当事者運動組織から再編されてきた歴史を組織間ネットワーク研究から明らかにする。 本研究は、(A)当事者活動として組織的に災害支援に関わっていく歴史的資料のアーカイヴ構築、(B)活動の社会過程に関する実証研究にもとづいておこなわれる。まず、(A)について戦後における病者・障害者に関するデータを網羅的に収集する。平成25年度は、(A)に関する取組みとして、アーカイヴス構築のためのデータ収集として、(1)災害時における病者・障害者支援に関するデータの収集、(2)戦後の震災・災害時の病者・障害者に関する事例の収集を集中的におこなった。これらのアーカイヴスは、平成26年度以降の基礎的なデータとなる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
災害時における病者・障害者支援に関するデータ、戦後の震災・災害時の病者・障害者に関する事例をほぼ予定通り収集することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、平成25年度と同様に国立国会図書館や神戸大学附属図書館「震災文庫」などのデータベースによって資料を補いつつ、災害支援に関する当事者団体の会報を収集・整理する。さらに平成26年度の新たな課題として、協議会・連合の設立とその影響に関する分析について分析をはじめる。
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Research Products
(2 results)