2013 Fiscal Year Research-status Report
三次元微細構造解析によるRC柱梁接合部の破壊シミュレーションと配筋詳細の合理化
Project/Area Number |
25630184
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
長井 宏平 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (00451790)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | RC接合部 / 過密配筋 / 配筋詳細 / 離散解析 / ひび割れ進展 |
Research Abstract |
柱梁接合部の微細構造解析のためのシステム拡張を実施した。柱梁接合部のうちL字形に対応するシステムを作成し,さらに,これまでより要素数を少なく鉄筋の節形状をモデル化するメッシュ分割を行えるよう拡張した。当初,CADシステムで作成した概略モデルから解析システムへ配筋情報を伝達させる予定であったが,配筋情報はCADを持ちなくとも簡易に作成できるようなシステムとした。鉄筋の曲げ部や,機械式定着具のモデル化も可能とした。 開発したシステムの稼働確認を行うとともに,既往の接合部の実験を再現する解析を実施した。実験と同様の接合部配筋を鉄筋すべてをモデル化し,繰り返し載荷を含め,解析が可能であることを確認した。解析結果から,接合部のひび割れの発生,進展を確認するとともに,実験結果と比較を行った。 解析の自由度は,これまでのシステムでは300万自由度程度だったものを,500万自由度まで実施しており,1000万自由度の解析も可能である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
複雑な配筋の効率的なモデル化が可能になり,更に鉄筋のモデル化をこれまでより合理的に行えるシステムとなった。接合部の繰り返し載荷の数値解析も実施し,研究はおおむね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定通り,研究を進める予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
数値解析用のPCを新規に購入予定であったが,システム開発を優先したため,今年度は購入しなかった。 システム開発が進んだので,新年度早々に購入を予定している。
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Research Products
(2 results)