2013 Fiscal Year Research-status Report
MSイメージングを用いたグリオーマ悪性転化マーカー同定の挑戦
Project/Area Number |
25670623
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
宮本 享 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70239440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒川 芳輝 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20378649)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | グリオーマ / 神経膠腫 / 悪性転化 / 質量顕微鏡 / mass spectrometry / エピジェネティック |
Research Abstract |
本研究計画は、①高感度MSイメージングを駆使してグリオーマの悪性転化に関わる候補分子を抽出、②抽出した候補分子から悪性転化マーカーを同定、③候補分子の詳細な解析からグリオーマ悪性転化の新規分子機構にアプローチすることを目的とする。平成25年度は、グリオーマ患者標本から、高感度MSイメージングに適した前処理の条件検討を行い、イメージング可能な条件を設定することに成功した。高感度MSイメージングで同定した標的部位の組織採集から質量分析解析を行う前処理の条件検討を行ったが、少量標本からの調整で安定した条件設定が得られていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度に予定していた候補分子の同定には至っていないが、すでに条件設定は行えており、今後は予定通り順調に解析を進められる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、組織所見を参考にして局所の悪性化細胞群と低悪性度細胞群で得られるRaw Dataをスペクトル情報に分解し、候補分子スペクトルを多変量解析プロトコルで解析する。これらの作業過程から悪性化細胞群で優位に上昇、減少している候補分子群を網羅的に抽出する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験の進行が予定より少し遅れていたため、余剰金が生じた。 平成26年度は、平成25年度に予定した計画も踏まえて実施するため、実験計画の予定とした支出となる。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Retrospective Analysis of Bevacizumab in Combination with Ifosfamide, Carboplatin, and Etoposide in Patients with Second Recurrence of Glioblastoma.2013
Author(s)
5. Yoshiki Arakawa, Takashi Mizowaki, Daiki Murata, Koichi Fujimoto, Takayuki Kikuchi, Takeharu Kunieda, Jun C. Takahashi, Yasushi Takagi, Susumu Miyamoto.
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Journal Title
Neurologia medico-chirurgica
Volume: 53(11):
Pages: 779、85
DOI
Peer Reviewed
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