2013 Fiscal Year Research-status Report
小児期気道通気障害による吸気時過大陰圧の漏斗胸原因・増悪因子としての機序解明
Project/Area Number |
25670878
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
岩崎 智憲 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (10264433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 みずえ 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (20585103)
山崎 要一 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30200645)
加治 建 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (50315420)
早崎 治明 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60238095)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 漏斗胸 / 上気道 / 通気障害 |
Research Abstract |
本研究は2年間の期間内に、以下に挙げる項目を検討することであった ① 胸郭ならびに上気道の形態異常の精査のために撮影されたCTデータを用いて、安静時の胸郭の形態を計測し、上気道の吸気時の流体解析を行い、咽頭気道の最大陰圧を算出し、胸郭の形態と上気道通気状態の関連性を検討する。 ② 3D スキャナーを用いて、吸気時と呼気時のそれぞれの胸郭形態を計測し、吸気時の咽頭気道の最大陰圧との関連性を検討する。 ③ さらに上気道通気障害が改善された症例の治療前後のCT の安静時ならびに3Dスキャナーによる吸気呼気時の胸郭の形態の変化を評価し、上気道通気障害と漏斗胸、陥没呼吸との関連性について検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上気道通気状態解析システムによる胸腔内陰圧の推定が可能になりつつある。 胸郭形態のデータ収集はこれからの主なう予定である。 以上の理由により、おおむね順調に進展しているとした。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、症例を増やすために、積極的に研究協力施設を探したい。 そのために、学会発表、雑誌投稿を積極的に行う予定である。 さらに、新たな知見を得るために、国外を問わず、積極的に厳選した施設を訪問し、研究協力の依頼をする予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
解析システムの構築に時間がかかり、データ収集が十分行えなかった。そのため、次年度使用額が生じた。 今年度はデータ収集が十分行えるように、学会発表、参加、論文執筆を通して、より多くの研究施設からデータ収集に協力が得られるようにしたい。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] 小児閉塞性睡眠時無呼吸症候群への流体構造連成解析を用いた上気道通気状態シミュレーションの臨床応用2014
Author(s)
岩崎智憲, 武元嘉彦, 稲田絵美, 佐藤秀夫, 深水 篤, 菅 北斗, 齊藤一誠, 原田みずえ, 加治 建, 覚野恵梨子, 嘉ノ海龍三, 山崎要一
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Journal Title
日本歯科医学会誌
Volume: 32
Pages: 39-43
Peer Reviewed
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