2017 Fiscal Year Annual Research Report
Forest biomass estimation of tropical plantation forests from microwave SAR polarimetric analysis
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25740006
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| Research Institution | Tamagawa University |
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Principal Investigator |
小林 祥子 玉川大学, 農学部, 准教授 (10537103)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | ALOS/PALSAR / 偏波解析 / 熱帯産業植林地 / 森林構造 / Lバンド / SAR |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、マイクロ波センサを搭載するALOS-2衛星により取得されるPALSAR-2画像の解析を継続的に進め、熱帯産業植林地の長期モニタリングを目指している。研究対象地であるインドネシアの熱帯産業植林地では、ユーカリ植林への転換が行われ、生態系維持のために残されてきた植林地内の自然林では（管理地の約50％は植林されていない）、地域住民の野焼きが原因となり森林火災が度々発生、植林地内の植生は大きく様変わりした。
本研究課題を開始した当初は、アカシア林が植林されていたが、サルによる樹皮剥ぎにより、アカシア林からユーカリ林への樹種転換に迫られた。そのような状況により、プランテーション内の自然林の果たす役割が見直され、企業の森林管理ポリシーの中でも、生態系の保全と森林資源の持続的な利用に向けた取り組みが図られるようになってきた。
生態系を測る上で、森林構造の複雑性は重要な要素となる。森林構造の複雑性が、森林生態系の多様性に大きな影響を与える要素であることから、森林垂直構造の空間的な把握が重要な課題であると言える。
そこで、本研究では、LバンドSAR（合成開口レーダ）データを用いて、垂直方向の森林構造を推定することを目的とした。地上調査による植生構造調査データと偏波パラメータ間の重回帰分析の結果、LバンドSARデータは林冠を透過、地表面に到達し、森林の垂直構造を示すこと、そして、林床植生の被覆度を拾っていることが明らかとなった。また四成分散乱モデル分解による散乱電力を基に計算した経験的パラメータが、森林の層構造の複雑性を表していると示唆された。本解析結果より、マイクロ波衛星データを用いて森林構造を把握できる可能性が十分に見えてきた。
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Research Products
(5 results)
