2014 Fiscal Year Research-status Report
人工膝関節置換術施行患者の運動機能を予測する臨床予測モデルの抽出
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25750245
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
天野 徹哉 常葉大学, 保健医療学部, 講師 (10617070)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 理学療法診断 / 多施設共同研究 / 標準値 / 標準範囲 / 臨床予測式 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,人工膝関節置換術適用患者の基本属性・医学的属性・身体機能および運動機能を多施設共同研究によって調査・測定し,①術後歩行自立日数を判別するCPRの抽出すること,②入院期間を判別するCPRの抽出すること,③術前・術後の身体機能と運動機能の標準範囲の設定することである。 平成26年度は多施設共同研究の協力施設の募集を積極的に行い,8施設の協力が得られた。症例数は300例の調査・測定が終わり,計画通りに進んでいる。学会発表については研究協力者とともに予定より多くの演題登録をすることができた。また,多施設共同研究の協力を得るための研修会や打ち合わせも計画通り実施しできた。 上記のように,協力施設の募集(現地での研究説明含む)やデータの調査・測定と管理・解析は計画通りに実施できたが,論文の掲載については2015年3月16日に投稿したため,掲載の有無については次年度になる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の達成度は90%である。協力施設数の増加により,300例という多くの症例数の調査・測定が実施できた。しかしながら,術後3ヵ月以降の調査が行えていない症例がほとんどという課題がある。
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Strategy for Future Research Activity |
協力施設は今後も積極的に増やしていく。そのためには,多施設共同研究の研修会の実施や協力施設の現地指導を継続して積極的に行う予定である。 また,投稿した論文については掲載されるように努力していく予定である。その他の雑誌にも,研究結果を積極的に投稿していく予定である。
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Causes of Carryover |
90%は計画的に使用できたが,下記の理由により差額が生じた。 協力施設が増えたことにより,筋力計を予定より多く購入して貸し出したり,協力施設でへの研究説明が増加したため,物品費や旅費が当初の計画より増加している。その分,研究協力者への謝金を減額している。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今後も協力施設を増やすため,研究協力者の謝金を削除し,筋力計の購入や協力施設への研究説明の旅費に使用していく予定である。しかしながら,研究計画の大きな変更はない。
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Research Products
(13 results)