2013 Fiscal Year Research-status Report
サルコぺニア予防のための安全かつ簡単な運動と効果的な栄養摂取プログラムの開発
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25750353
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Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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| Research Institution | Hyogo University |
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Principal Investigator |
森 博康 兵庫大学, 健康科学部, 助手 (80611772)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | サルコペニアの予防 / ホームエクササイズ / 総たんぱく質摂取量 / リハビリテーションと栄養管理 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、サルコぺニア予防を目的とした安全かつ簡単に実施できる効果的な運動プログラムとトレーニング効果を発揮するための最適な栄養摂取プログラムが、高齢者の筋量や身体機能改善に与える影響ついて検証することである。本年度は、筋力トレーニングや有酸素性運動を組み合わせた、安全かつ簡単なホームエクササイズの効果について検証を行った。
本研究では、65 歳以上の高齢者を対象とし、長期間に渡りホームベースエクササイズの運動介入したった群（EX 群）とホームエクササイズと栄養介入した群（EX+NE群）、実施させなかった群（CON 群）の3群に分け、筋量や身体機能等の比較検証を行った。運動介入方法は、自体重やセラバンドを使用したホームエクササイズを5種目とレクレーション運動を実施し、栄養介入方法は、総たんぱく質摂取量を1.2－1.3g/㎏体重/日摂取できるように栄養コントロールを行った。
本研究の結果、EX群の体肢筋量や脚伸展筋力、歩行能力は介入前と比べ高い値を示しており、さらにEX+NE群の体肢筋量や脚伸展筋力、歩行能力は、EX群やCON群と比べ高い値を示していた。
これまでの先行研究では、高齢者におけるホームエクササイズの介入効果を得た報告は少なく、その原因として総たんぱく質摂取量をはじめとした栄養状態が良くない環境にて実施されていた可能性が示唆される。本研究では、運動介入中の総たんぱく質摂取量は介入前と比べ増えており、ホームエクササイズの運動介入中は総たんぱく質摂取量を増やすことで運動効果を高める可能性が示唆された。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
地域のコミュニティセンターから実験協力が得られ、対象者への運動や栄養介入プログラムを順調に達成することができた。今後、学会発表や論文投稿する予定である。
研究開始前は介入群は、運動のみ実施するプログラムのみであったが、多くの対象者からの実験協力もあり、運動介入に積極的な栄養介入を加えるプログラムも実施できた。
また、若齢者であるが、本年度介入実験を行うホエイたんぱく質の摂取タイミング効果について貴重な研究データを得ることができた。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は、ホームエクササイズの効果のほか、ホームエクササイズ実践時に必要な総たんぱく質摂取量について検証することもできた。平成26年度はホームエクササイズ後のたんぱく質の摂取タイミング効果について検証を行うが、平成26年度は対象者からの被験者承諾が得られなかった。現在、地域在住のコミュニティセンターで開催する高齢者大学にて、新規の被験者募集を行っている最中だが、平成26年度も介入実験ができる人数まで到達している。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本研究の物品費として使用する予定であった脚力測定器は、操作が困難であり測定協力を依頼した研究協力者が操作に順応できず購入を見送った。研究内容をまとめ学会発表が実施できなかったこともあり、旅費の使用が少なかった。
平成26年度に実施する栄養介入プログラムである、たんぱく質サプリメント代として使用する。さらに平成26年度の被験者数は多いので、測定や分析を依頼するための人件費として使用する予定である。
平成25年度に実施した研究内容を多くの学会等で発表していく。また、国際学会や英文雑誌へ投稿するにあたり、英文校正等で使用していく。
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Research Products
(1 results)
