2015 Fiscal Year Annual Research Report
なぜイバン族ばかり感染するのか?:新型マラリアへのクロスディシプリナル研究
Project/Area Number |
25760006
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
益田 岳 京都大学, 地球環境学堂, 研究員 (00455916)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 森林境界型マラリア / サル睡眠位置特定 / サーモグラフィー / 森林破壊 / 人畜共通感染症 |
Outline of Annual Research Achievements |
前2年間の調査結果の進度から今年度は補完的な調査をマレーシアでは行わなかった。そのかわり、調査許可がとれたベトナムのサル島にて、夜間のサルの居場所調査に必要な技術試験を行い成功した。これをもとに京都大学霊長類研究所の教員より共同研究の申し出があり、次年度はこの技術研究をさらに一歩すすめて蚊のサンプリングまで行えるようなものとする。 昨年度にすでに比較対象となる他民族のマラリア発生居住地を訪問し、現地の実態を的確に把握・確認した。これにより総体的分析の枠組みとなる資料を得ることができた。 総合と分析 3 年間の現地調査および文献調査の結果から、分析と総合を行った。フィールドで得たデータを関連研究会での発表や研究者らとの交流を通じて批判的に検討しながら、分析を深化させている。 現在、論文投稿原稿をピアレビュー中である。
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