2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25820004
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Research Institution | Nagaoka National College of Technology |
Principal Investigator |
佐々木 徹 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授 (60435419)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 応力特異性 / 圧電材料 / 異方性材料 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,ピエゾ特性を利用し,解析および実験の両面からのアプローチにより,異材接合体の応力特異性評価手法の確立を目指すものである.本年度は,主に以下の3点についての検討を行った. 1)試験片作成・評価 圧電材料とアクリルで構成される接合体を作成し,特異性評価実験の検討を行った. 2)圧電材料と異方性弾性材料の力学解析における類似性に着目し,圧電材料と弾性材料の力学評価における同定手法の検討を行った. 3)圧電/弾性異材接合体の特異応力解析を行うために,各種条件下での特異応力解析における定式化を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該年度に予定していた計画はほぼ実施することができた.加えて,圧電材料と異方性材料の力学解析における類似性に着目した評価手法の検討を行った.また,査読付き論文は,2編掲載済であり,国際会議での発表も行っている.以上より、概ね順調に進展していると判断する.
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画に大きな変更はなく,今後も実施計画に基づき進め,来年度は,異材接合体の評価手法の検討を行う予定である.
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Causes of Carryover |
本年度,所属機関が変更し,新所属機関にて使用できる機器類や計算環境などがあったため,次年度使用額が生じた.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
実施計画に基づき,異材接合体の評価手法の検討を行う予定である.さらに、これまでの研究遂行にて明らかになった類似性に基づく評価手法の検討を行う。これらの遂行に伴い,試験片材料や消耗品を購入する予定である.また,成果発表のための論文掲載費,旅費などを計上する予定である.
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