2014 Fiscal Year Research-status Report
勤労者の生活習慣と肥満に関するデータベースの樹立と新たな危険因子の探索
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25860450
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
福島 教照 東京医科大学, 医学部, 助教 (00408626)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 加速度計 / 身体活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は勤労者の生活習慣と肥満との関連を検討することを目的としている.特に本研究における一つの特色は,生活習慣の中でも勤労者の身体活動に関して詳細なデータ収集を行っていることである.当該年度は,勤労者の身体活動について3軸加速度計を用いた客観的な身体活動量の測定を実施した.具体的には長野県の某製造工場に勤務する全従業員152人のうち,育児休暇中2人を除く150人を対象に,2014年9月から10月にかけて連続7日間,3軸加速度計の腰部への装着を依頼した.その結果,加速度計装着の同意を115人より取得した(同意率76.7%).
近年の身体活動領域における研究報告において、座位行動は「座位および臥位におけるエネルギー消費量が1.5メッツ以下のすべての覚醒行動」と定義されたことより,今回の調査から座位行動の設定強度(すなわち1.5メッツ以下)について測定が可能な3軸加速度計へと機種を変更した.これにより今回の調査で得られた結果について国際的な比較が可能となると期待できる.
現時点,加速度計という新しい技術を用いて, 日本人における肥満者, 非肥満者の身体活動パターンを比較した研究は限られている.よって,今後は強度別にみた身体活動・座位行動パターン(身体活動パターン)に着目して,勤労者における肥満者, 非肥満者の身体活動パターンを平日・休日,職種別に比較検討する予定である.また,最近では座位行動の継続時間が及ぼす健康影響との関連が注目されているため,座位時間の継続時間と肥満との関連についても検討することを予定しており、このことは意義深いと考えられる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象者が継続して増加していることは一定の評価に値すると考えられる. しかし,身体活動量の測定において目的とする評価項目を適正に分析可能とするため,かつ学際的研究の動向と知見を参考とした上で使用する加速度計の機種変更を必要と判断し,これにより改めてデータ収集を行ったためである.
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Strategy for Future Research Activity |
加速度計については本研究に関する共同研究機関との連携により使用準備が出来ているため(最大200台)研究遂行上の課題はない. また,これまでの調査結果について分析を行い,得られた知見について学会発表・論文作成を行う.
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Causes of Carryover |
調査費用が予想より少なく済んだため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
学会発表のための旅費として使用する予定。
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