2013 Fiscal Year Research-status Report
高齢者のメタボリックシンドロームは改善するか? -健診での調査-
Project/Area Number |
25860508
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
鳥飼 圭人 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (10387053)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 高齢者 / 特定健康診査 / 動脈硬化 / 脂質異常症 / 高血圧症 / 糖尿病 / 健康診断 |
Research Abstract |
本研究では高齢者のメタボリックシンドロームが治療されているか、また治療により改善するかを解明するために、特定健診から調査を行う。具体的には、(1)高血圧症、脂質異常症、耐糖能異常、肝機能障害など検出された異常・疾患の頻度、(2)個々の異常・疾患が改善する状況と頻度、(3)検出された異常・疾患が無治療で放置されている状況と頻度、(4)かかりつけ医の有無と治療の有無により異常・疾患が改善する状況と頻度の項目を解明する。 平成25年度の計画は、高血圧症、脂質異常症、耐糖能異常、肝機能障害など検出された異常・疾患の頻度、かかりつけ医の有無と治療を受けているかの調査であった。現在まで、平成25年度(平成25年4月~平成26年3月の1年間)の全症例のリストアップとデータ収集が終了し、これらのデータ解析を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度前期分(平成25年4月~9月の半年間)ではデータ解析が終了しており、同内容を第56回日本老年医学会学術集会(平成26年6月開催)でポスター発表が決定している。前述の平成25年度の計画通りに概ね進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度以降の計画は、平成25年度と同様に(1)高血圧症、脂質異常症、耐糖能異常、肝機能障害など検出された異常・疾患の頻度を調査する。さらに、平成25年度と26年度の連続受診者において、(2)個々の異常・疾患が改善する状況と頻度、平成25年度と26年度の2年連続受診者について、個々の異常と疾患が改善した頻度と、同時に指摘されたその他の異常や疾患がどの程度あるか、(3)検出された異常・疾患が無治療で放置されている状況と頻度、2年連続受診者について、異常と疾患が指摘されたにも関わらず治療をされていない者の頻度と、同時に指摘されたその他の異常や疾患がどの程度あるか、(4)かかりつけ医の有無と治療の有無により異常・疾患が改善する状況と頻度、2年連続受診者について、かかりつけ医と治療の有無、これらにより異常と疾患が改善する頻度、同時に指摘されたその他の異常や疾患がどの程度あるかを検討する。 今後、英文での原著論文の作成、学会発表(日本老年医学会、日本プライマリ・ケア連合学会等)を予定している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度にはデータの打ち込みに対する謝金が不要であった。 各学術集会での本研究成果の発表、情報収集のために、旅費と学会参加費を要する。また、平成26年度にはデータや資料の整理が必要となるため、さらに英文校正のための謝金が必要である。
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