2013 Fiscal Year Research-status Report
酸素ナノバブル水による尿路結石形成の抑制機序の解明と予防法への応用
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25861442
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
廣瀬 泰彦 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 臨床研究医 (60381894)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 尿路結石 / ナノバブル |
Research Abstract |
尿路結石形成初期にはシュウ酸および、シュウ酸カルシウム結晶が腎尿細管細胞を傷害し、シュウ酸カルシウム結晶が腎尿細管細胞と付着する過程(crystal-cell interaction)が存在すると考えられる。腎尿細管培養細胞(NRK52E細胞、MDCK細胞)を用いて、両者に対する酸素ナノバブル水の効果を検討しているが、酸化ストレスマーカーの検出実験は結果が安定せず、有意な結果が得られなかった。 ラット動物モデルを用いて、結石形成の尿中マーカーを検討し、ヒトに適応できる尿中マーカーを検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ラットの尿路結石モデルを使用して、結石形成時の様々な尿中マーカーを測定し、検討した。 尿路結石形成の指標となる尿中マーカーの決定に時間を要した。対象患者をあつめることに時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究グループで強力に健常者の被験者を募り、酸素ナノバブル水投与前後での尿中マーカーの変動を調べていく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
EAU2014で、研究結果を発表するつもりで演題を申し込んだが、採択されず、出席できず、旅費があまった。 得られた人の尿の検体を、当実験室での解析だけでなく、外注での検査、委託解析を利用していく予定です。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Oxygen nano-bubble water reduces calcium oxalate deposits and tubular cell injury in etylene glycol-treated rat kidney2013
Author(s)
Yasuhiko Hirose, Takahiro Yasui, Kazumi Taguchi, Yasuhiro Fujii, Kazuhiro Niimi, Shuzo Hamamoto, Atsushi Okada, Yasue Kubota, Noriyasu Kawai, Yasunori Ito, Keiichi Tozawa, Shoichi Sasaki, Kenjiro Kohri
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Journal Title
Urolithiasis
Volume: 41
Pages: 279-294
DOI
Peer Reviewed
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