2016 Fiscal Year Research-status Report
幼児の問題行動が減少することを目指した地域における子育てプログラムの効果の検証
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25862259
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
木村 一絵 九州大学, 医学研究院, 助教 (30432909)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 幼児の問題行動 / 育児ストレス / 子育てプログラム / CARE / 介入研究 / 母親 |
Outline of Annual Research Achievements |
子どもと大人の絆を深める子育てプログラム"Child-Adult Relationship Enhancement(CARE)"の効果について検討することを目的とし、今年度も参加者の募集を行い、22名の母親から参加の申し込みがあった。昨年度と同様に、研究説明会を実施し、研究協力の得られた全ての参加者に対し、幼児の行動や育児ストレスなどの事前調査を実施した。その結果により、無作為にプログラム参加群11名、Waiting list群11名に分けた。無作為比較試験と単一集団前後比較の2つのデザインで研究を進めていった。 プログラム参加群の母親に対し、CAREプログラム(3.5時間のワークショップ)を実施し、その4週間後に、両群に対して子どもの行動や育児ストレスなどの調査をした。その後、Waiting list群にもプログラム参加群と同様に、CAREプログラム(3.5時間のワークショップ)を実施した。また、両群に対し、CAREプログラム参加4週間後に、フォローアップを実施し、その4週間後にフォローアップ後の調査を実施した。 昨年度の実施結果について、データの分析を進め、母親の育児ストレスや子どもの問題行動が軽減した。その結果を国際・国内学会で発表し、論文の執筆を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究参加者が、当初の予定よりも少なかったため、次年度も同様に実施することとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、さらに多くの研究参加希望者を募集できるように、研究実施機関と検討し、効果的な募集をしていく。
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Causes of Carryover |
研究参加希望者が当初の見積もりより少なかったため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究実施のための託児委託費、学会発表のための交通費、研究をまとめるための人件費など
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