2013 Fiscal Year Research-status Report
明治維新前後の日伊交流史 ―蚕種貿易と外交関係を中心に―
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25870397
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
BERTELLI Antonio 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (60598431)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | カルロ・グリッロ / 戊辰戦争 / 蚕種商人 / 幕末・明治初期 / 在日イタリア人 |
Research Abstract |
1)1871 -72 年に来日したイタリア人の 海軍大尉カルロ ・グリッロ(Carlo Grillo)が日本から母に宛てた18通の未刊書簡 (以前イタリアで発見したもの)を紹介・分析した上に、グリッロ家(トリノ在住のカルロの末裔)に得た貴重な情報を活用しながら、予定通り2013年度の『イタリア学會誌』(第63号)に、研究ノートを掲載することができた。 2)以前、日本外務省外交資料館、ローマのイタリア外務省歴史外交資料館等で収集した史料を活用し、1868年夏、戊辰戦争中に新潟を訪れたイタリア人蚕種商人らに関する研究を更に進めることができた。本研究の成果は2013年9月28日に、新潟市歴史博物館で開催された「近世史フォーラム9月例会」にて発表し、新潟市内でフィールドワークをすることができた。 3)2013年11月3日~17日、在東京イタリア文化会館において、『第13回世界イタリア語週間―イタリア研究、発展そして革新』が開催された。同イタリア文化会館の招待を受け、2013年11月10日に、「イタリア語研究者の集い」というイベントに際して、「明治維新前後(1860-80年)の在日イタリア人コミュニティー」という題名のイタリア語による研究発表をした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
家庭の事情以外、大学での仕事(授業の数、大学委員会における活動など)が増えたため、幕末・明治初期の日伊交流史に関する学術専門書の作成はやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、伊日日本研究会(AISTUGIA)の刊行物である『ATTI DEL XXXVII CONVEGNO』において、「L'epistolario inedito di Carlo Grillo (1846-1906) - Un giovane ufficiale di Marina in Giappone nel primo periodo Meiji (1871-72) -」という題名のイタリア語による学術論文を掲載する予定である(現在は印刷中)。『イタリア学会誌』に掲載したもののイタリア語版である。 また、本年度は幕末・明治初期の日伊交流史に関する学術専門書の執筆活動に専念する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
家庭の事情により、平成25年9月に計画していたイタリア・ローマ出張(AISTUGIA研究会における発表)を急きょ取り消すことになった。 この金額を旅行、そして専門図書などの購入に利用する予定である。
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Research Products
(3 results)