2015 Fiscal Year Research-status Report
第二次世界大戦後イギリスにおける女性団体の海外支援活動と脱植民地化についての研究
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25871013
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Research Institution | Shigakukan University |
Principal Investigator |
岡本 宏美 (溝上宏美) 志學館大学, 人間関係学部, 講師 (10464215)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 脱植民地化 / 女性団体 / ボランティア活動 / 本国 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度については、妊娠による悪阻、および4月28日以降の切迫流産による入院と安静指示、10月末の出産以降の新生児の育児により、わずかに関連文献に目を通せただけで研究を中断することになった。本来であれば、前年9月に収集した史料を整理分析し、論考のまとめる予定であったが、結局、平成28年度に再度、その段階から再出発する必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成26年度、同年9月に収集した植民地省関係の史料分析に手間取りやや遅れている状況であったが、研究時間が確保できる3月初旬に妊娠が判明し、4月28日以降は切迫流産・早産で休職して療養せざるをえない事態に追い込まれた。10月末の出産後は昼夜を問わない育児と体の回復のため、研究できる状況ではなかった。そのため、平成27年度はほぼ1年間研究中断の状況になり、産休・育休を取得したこともあって予定より大幅に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、もう一度妊娠直前の状況からの再出発で平成26年度9月に収集した史料分析を再開している。今後はこの史料分析の結果を論考に取りまとめる作業を行う。ただし、平成28年4月1日に育児休暇を短縮して復職したものの、一人で子育てをしているなかで、子供はまだ月齢も低く育児に追われておりなかなか研究する時間が取りにくいということ、また、資料収集のための海外出張も含め、研究会出張なども、子供の状況を見て慎重に検討せざるえをえないため、場合によっては最終年度の延長も考えて進めていく。
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Causes of Carryover |
平成27年度は、妊娠、出産で研究活動一切を中断せざるを得なかったため、助成金を使用することがなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
現在取り掛かっている史料の分析と論考とりまとめ過程で必要となる史料の購入、収集に必要な旅費に充てる。ただし、史料収集については、子供がまだ乳児であることもあり、できる限り短い期間で行くか、あるいは、取り寄せが可能なものについては取り寄せで対応することも検討する。
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