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2013 Fiscal Year Annual Research Report

新規作用機序の抗生物質開発を目的としたゴードスポリン耐性化機構の解明

Research Project

Project/Area Number 25892008
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

尾崎 太郎  東京大学, 農学生命科学研究科, 特任助教 (40709060)

Project Period (FY) 2013-08-30 – 2014-03-31
Keywords抗生物質
Research Abstract

大腸菌Escherichia coli BL21(DE3)を宿主とした発現系で、本研究で対象とする放線菌Streptomyces sp. TP-A0584由来のSRP構成蛋白質であるFfh、およびGodIを可溶性蛋白質として発現することに成功した。また、数段階のカラムクロマトグラフィーを行い、各蛋白質をほぼ純粋に精製した。
それぞれの組換え蛋白質にはヒスチジンタグを付加したため、ニッケルなどの金属を利用したアフィニティー担体に結合することが可能である。このことを利用して、蛋白質精製バッファーにゴードスポリンを添加して、それぞれの蛋白質がゴードスポリンと共精製されるか試験した。その結果、Ffhがゴードスポリンと共精製される一方で、GodIは共精製されなかった。これまでに、godI遺伝子の導入により放線菌がゴードスポリン耐性を獲得することは報告されていたが、ゴードスポリンとSRPの直接の相互作用については知見が得られていなかった。本研究の結果から、ゴードスポリンはSRP蛋白質に直接結合することでその機能を阻害することが示唆された。これまでにSRP蛋白質に直接結合する低分子化合物は知られていない。今後、より詳細にゴードスポリンの作用機構を明らかにすることで、SRPを標的とする新たな抗生物質の開発等が可能になると期待される。
精製した蛋白質を結晶化実験に供した。また、前述のようにFfhとゴードスポリンの相互作用が検出されたことから、Ffh-ゴードスポリン複合体の結晶化も試みたところ、複数の条件で微結晶状のサンプルが観察された。今後、結晶化条件を最適化することで、結晶構造解析が可能な結晶が調製できると期待される。

Current Status of Research Progress
Reason

25年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2013 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 二次代謝誘導物質ゴードスポリン耐性化機構の解析2013

    • Author(s)
      尾崎太郎、浅水俊平、尾仲宏康
    • Organizer
      2013年度日本放線菌学会
    • Place of Presentation
      メルパルク広島(広島市)
    • Year and Date
      20130905-20130906
  • [Remarks] 微生物潜在機能探索寄付講座webページ

    • URL

      http://microbial-potential.bt.a.u-tokyo.ac.jp/

URL: 

Published: 2015-05-28   Modified: 2022-04-19  

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