• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2014 Fiscal Year Annual Research Report

二次予防を目的としたアトピー性皮膚炎の初期病態を反映するバイオマーカーの探索

Research Project

Project/Area Number 25893238
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

飯泉 恭一  順天堂大学, 医学部, 特任研究員 (30439351)

Project Period (FY) 2013-08-30 – 2015-03-31
Keywords酸化ストレス / アトピー性皮膚炎 / ニトロトリプトファン / ニトロ化
Outline of Annual Research Achievements

アトピー性皮膚炎は炎症性の皮膚疾患であり、先進国を中心に患者数が増加している。アトピー性皮膚炎の治療は早期発見と早期治療(二次予防)が重要であるが、初期の病態を検出できる有効なバイオマーカーは存在しない。そこで本研究では、初期の病態を検出できるバイオマーカーの探索を試みることにした。
昨年度に引き続き、タンパク質中のトリプトファン残基のニトロ化修飾(6-ニトロトリプトファンの生成)を指標として、アトピー性皮膚炎の新規バイオマーカーの探索を行った。その結果、アトピー性皮膚炎患者血漿に含まれる免疫グロブリンG(IgG)が対照と比べ有意にニトロ化修飾を受けることが明らかとなった。バイオマーカーとして利用するためには、アトピー性皮膚炎に対する特異性が重要である。そこで他の炎症性疾患患者血漿との比較を行った。アトピー性皮膚炎、乾癬、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス患者の血漿に含まれるIgGトリプトファン残基のニトロ化修飾率を調べたところ、アトピー性皮膚炎と関節リウマチ、全身性エリテマトーデス患者の間に統計的に有意な差が見られた。一方、アトピー性皮膚炎患者と乾癬患者との間には統計的に有意な差は見られなかった。乾癬との差に関しては今後検体数を増やし、さらに詳細に検討を行う予定である。以上の結果は、ニトロ化修飾に着目することで、IgGがアトピー性皮膚炎のバイオマーカーとして利用できる可能性があることを示している。

Research Progress Status

26年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

26年度が最終年度であるため、記入しない。

Research Products

(1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 6-ニトロトリプトファンの血漿バイオマーカーとしての可能性 -アトピー性皮膚炎-2014

    • Author(s)
      飯泉恭一、冨永光俊、川崎広明、重永綾子、加茂敦子、鎌田弥生、高森建二、山倉文幸
    • Organizer
      第36回日本トリプトファン研究会学術集会
    • Place of Presentation
      旭川大学
    • Year and Date
      2014-10-17 – 2014-10-18

URL: 

Published: 2016-06-01  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi