2013 Fiscal Year Annual Research Report
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25893267
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
木全 明子 関東学院大学, 看護学部, 助手 (40714291)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 動物介在活動 / 補完代替療法 / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、補完代替療法の1つである動物介在活動(Animal-Assisted Activity:以下AAA)の効果測定尺度(Effectiveness Scale of Animal-Assisted Activity: 以下ESAAA)を開発することを目的としている。AAAとは、動物と触れ合うことによる情緒的な安定、Quality of Lifeの向上、レクリエーションを目的に行われる活動である。平成25年度は、AAAの効果を包括的に評価するための簡便かつ汎用的に用いることができるESAAA1次案の開発に向け、主に文献検討、専門家会議による質問項目の選出を行った。 質問紙で用いる調査項目を検討するために文献データベースCINAHL、PubMed、医学中央雑誌Web(Ver.5)を用いて、国内外におけるAAA及び動物介在療法の現状、その効果の評価指標、さらには他の補完代替療法の効果評価方法等について、文献検討を行った。更に20歳以上の入院患者6名を対象として犬を介在した施設訪問型AAAを行った調査結果より、質問項目を選出した。この質問項目の内容的妥当性、表現の適切性を検討するためAAAを実施している獣医師、医療従事者(医師、看護師、AAAコーディネーター等)、看護大学教員による専門家会議を行った。その結果を元に、質問紙の項目内容とレイアウトを修正、4段階で尺度化した全15項目のESAAA1次案としてまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度の研究実施計画に掲げた調査1が終了していない。文献検討の過程で、本研究に必要な動物介在活動及び動物介在療法の効果、評価指標等に関する海外文献収集に当初の予想より時間を要した。更に、データ収集のための調査1の事前準備に時間を要したため計画通りに進めることが出来なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
まずESAAA1次案を用いて調査1を実施し、分かりにくい質問項目の修正、全項目が理解可能な内容であるかを確認する。調査1の結果を踏まえ、調査2によるESAAAの拡大評価を進める。
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