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2013 Fiscal Year Annual Research Report

韓国語母語話者による縦断的日本語会話と対訳コーパス構築

Research Project

Project/Area Number 25907021
Research Institution大阪日本語教育センター

Principal Investigator

清水 孝司  (独)日本学生支援機構大阪日本語教育センター, 教員

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Keywords会話対訳コーパス / 韓国語母語話者誤用研究 / 習得研究
Research Abstract

本研究では、日本国内で日本語を学習する韓国語母語話者と日本語母語話者との日本語会話データを取り、さらに、韓国語母語話者にその会話の部分を韓国語に訳してもらった。目的は、対訳のある日本語会話コーパスを構築することである。韓国語の対訳を書いてもらったのは、会話誤用分析の際、韓国語母語話者の意図や誤用の原因が日本語だけではわからないことが多く、対訳がその分析に非常に役に立つと考えたからである。韓国語の対訳がある会話コーパスは、今まで構築されたことがないものである。会話対訳コーパス構築により、日本語習得が他の言語の母語話者に比べて容易であると考えられている韓国語母語話者の習得困難な部分がより明らかになると期待される。また、韓国語母語話者に特化したより効果的な日本語教育シラバス構築に貢献できると考えられる。
日本国内で日本語を学ぶ韓国語母語話者35人と日本語母語話者との日本語会話のデータを取った。その後、会話の音声データの文字起こしを行い、韓国語母語話者には自分の発話の部分を韓国語に翻訳してもらった。その際、翻訳は直訳ではなく、自分が言いたかったことがわかるような自然な韓国語にするように頼んだ。この会話データと対訳採取を1年に2回行った。会話データの採取は、自由会話とロールプレイにより行った。ただし、日本語能力のレベルを判定する目的を持った会話ではなかったので、KYコーパスで行われているいわゆる「つきあげ」は行わなかった。データの協力は全員日本語能力試験N1合格者にお願いした。
既存のものと異なったコーパスであり、今後多くの分野での貢献が期待できる。

Research Products

(2 results)

All 2016 2013

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 日本語の「のだ」と韓国語「것이다 kesita」の表現の差の原因2016

    • Author(s)
      清水孝司
    • Journal Title

      KLS34

      Volume: 34(印刷中)

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 日本語の「のだ」と韓国語「것이다 kesita」の表現の差の原因―背後事情を表す「のだ」と確信を表す「것이다 kesita」―2013

    • Author(s)
      清水孝司
    • Organizer
      関西言語学会
    • Place of Presentation
      同志社大学(京都府)
    • Year and Date
      2013-06-09

URL: 

Published: 2015-07-15  

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