2013 Fiscal Year Annual Research Report
中学校技術科におけるボール盤、丸のこ盤を活用した木材加工実習の教材研究
Project/Area Number |
25909024
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Research Institution | 小金井市立小金井第一中学校 |
Principal Investigator |
斉藤 与志朗 小金井市立小金井第一中学校, 中学校教諭
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 木材加工 / 電動工具 / 手作業 |
Research Abstract |
本研究は、これまでのように手作業を中心とした木材加工を行う前に、電動工具による精度の高い加工を生徒に要求することによる教育効果を検証する。 本教材により、「ものづくり」の実践的・体験的な学習活動を通して、材料と加工に関する基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに、技術と社会との関わりについて理解を深め、技術を活用する能力を育てる。 本研究では、1年次に行う木材加工を見直し、手作業による本棚の製作を行う前に、電動工具を使用してミニ本棚を製作させ、早い時期から精度の高い加工について体験を通して理解させる授業を計画し実践した。対象は公立中学校第1学年、5クラス、計176名であり、木材加工12時間の中の3時間で行った。中学校技術科、木材加工の教材として一般的である「本棚の製作」を基本に考え、生徒には一人に一枚の板材(250×50×6)を与え、側板×2、底板、背板の4つの部品から構成されるミニ本棚を製作させる。可能な限り、部品点数を少なくすることにより、誰もが出来の良いものを完成させることができた。今回使用した電動工具は、卓上用丸のこ盤と卓上用ボール盤を使用した。 電動工具を使用することにより、ほぼ全員が完成度の高い作品を製作することができ、ほぼ全員が授業に対する関心、意欲が高まったと考えられる。また、このミニ本棚製作の経験を生かして、実際に標準サイズの本棚を製作する際の作業を円滑に進めることができた。
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Research Products
(1 results)