• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2013 Fiscal Year Annual Research Report

思考力・表現力の育成を図るための図・式・言葉を関連づける算数的活動に関する研究

Research Project

Project/Area Number 25909031
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

仲西 長代  香川大学, 附属高松小学校, 教諭

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Keywords図・式・言葉を一致 / 情報過多な場面設定
Research Abstract

本研究では, 小学校算数科における数量の関係について言語的表現, 図的表現, 式表現の3つを関連付ける教材を開発するとともに, 児童の数量の関係理解を促進し算数学習の楽しさを実感できる算数的活動の在り方について実践を通して検証しようとした。低学年で扱われる乗法の演算決定に焦点をあてた授業実践を行い, 低学年の算数で扱われるアレイ図等が児童の思考とどのように関連しているかを明らかにするとともに, 乗法の学習を通して児童が身に付けた表現力等が他の教材や領域等の学習にどのように発揮されるのかも検討した。授業記録, 児童の表現物等をもとに児童の反応や伸びを分析し, その算数的活動の有用性(思考力・表現力の育成, 算数への意欲等)についても考えた。第2学年「かけ算」において, 図・式・言葉を一致させることのよさを感じながら, 意欲的に問題解決に取り組み, 新たなアイデアを見出すことのできる状況を設定することで数学的な考え方を育てられるのではないかと考え, 絵本の一場面から問題場面を教材とした実践を行った。そして, 児童の数量の関係理解を促すためには以下のような要件が必要であるのではないかと考えた。
○情報過多な場面を設定することで, 2つの数の関係を見出すために子ども自ら必要感をもって図をかこうとする。
○図をかくことで, 自分にとって必要な情報を見付けようとしたり新たな視点を見出したりすることができる。
○感受し想像する過程を通すことで, 「何に着目するか(何を単位にするか)が大切である」「図式化することは問題解決において有効である」と創造された知を見出すことができる。

URL: 

Published: 2015-07-15  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi