• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2013 Fiscal Year Annual Research Report

小学校外国語活動の評価を改善するデジタルポートフォリオシステムの開発と実践

Research Project

Project/Area Number 25910012
Research Institution津市立藤水小学校

Principal Investigator

西村 和貴  津市立藤水小学校, 教諭 教員

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Keywords小学校外国語 / ポートフォリオ / タブレット端末
Research Abstract

はじめに
本研究では、小学校外国語活動の評価として、児童の学びの状況がより詳細に記録できる音声などを綴じ込んだデジタルポートフォリオに着目した。この評価を外国語活動に導入すれば、教師が評価を行うことが容易になるだけでなく、児童にとっては、自己の学びを把握、内省したり、自己評価を行ったりできる有効な評価方法となるからである。
方法
児童が英語音声を交流できるマルチメディアデータベースをもとにポートフォリオの開発を行った。このCGIで書かれたデータベースは、児童が投稿した文字や画像、音声、映像などを時系列に表示し、相互評価できる掲示板型データベースである。このデータベースを活用し、無線LANを通じ、タブレット端末から写真や音声などを保存し、児童の学びの蓄積を試みた。
結果
開発したポートフォリオをもとに児童による試用を行い、評定尺度法を用いたアンケートによる評価を行った。アンケートの回答は、「はい」「ややはい」「ややいいえ」「いいえ」の4件法で行い、「英語の声を入れるのはやさしかったか」との質問には、平均が3.2とやや低かったが、「プリントを入れるのはやさしかったか」や「ビデオを入れるのはやさしかったか」などの項目では平均が3.8と良かった。「文字を入れるのはやさしかったか」などの項目でも3.4と、まずまずであった。自分の音声の聞こえに関しては、平均3.2であったが友だちの声の聞こえに関しては平均4であり、このシステムが十分実用化できることが明らかになった。
また、資料の検索、相互評価に関しても、平均が3.6を超えて良好であった。
まとめ
聴覚や視覚に訴えることができる音声や写真でポートフォリオを作成することは、小学校外国語活動の効果的な学びの記録方法であると同時に、録音、撮影した記録は自己の学びの過程を客観的に見つめることができる自己内省や自己評価の資料でもある。そのため、児童の自己評価を助ける有効な方法であると考える。

URL: 

Published: 2015-07-15  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi