2013 Fiscal Year Annual Research Report
「情報が日常生活や社会に与える影響を考えさせる」授業設計モデルの開発
Project/Area Number |
25910018
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Research Institution | 笠岡市教育委員会学校教育課 |
Principal Investigator |
高橋 伸明 笠岡市教育委員会学校教育課, 統括/市教育委員会指導主事
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 情報教育 / 授業構成モデル / 授業設計の手順モデル |
Research Abstract |
1研究の目的 授業実践, 教員研修に係る研究成果等を踏まえて, 「情報が日常生活や社会に与える影響を考えさせる」授業設計モデルを開発する。授業設計モデルをWebサイト等で公開することにより, 教員がこの分野の授業を設計する際の手順, 授業構成の仕方, 教材化や指導内容作成のノウハウを参照できるようになる。 2研究方法 (1)先行研究に倣い, 「授業構成モデル」と「授業設計の手順モデル」を組み合わせて授業設計モデル示すこととした。 (2)既存の実践やメディアが伝える情報の分析活動を取り入れた消費者教育の授業構成モデルを生かしたり, フィンランドのメディア教育授業者へのインタビュー調査から得られた知見を踏まえたりして, 授業構成モデルを試作した。 (3)インストラクショナルデザインの先行研究や, メディアが伝える情報の分析活動を取り入れた消費者教育の授業設計のための手順モデルを踏まえて, 授業設計の手順モデルを試作した。 (4)5名の実践経験者に, 試作した授業設計モデルに関して自身の知見と整合性があるか, モデルとして活用しやすいものかをインタビュー調査した。 (5)授業設計モデルを活用した「情報が日常生活や社会に与える影響を考えさせる学習活動」に関する教員研修を行い, 参加者にモデルの評価を受けた。 3研究成果 3段階で授業展開を構成した授業構成モデルと5ステップで構成した授業設計の手順モデルを組み合わせた, 「情報が日常生活や社会に与える影響を考えさせる」授業設計モデルが開発できた。開発した授業構成モデルは「情報が日常生活や社会に与える影響を考えさせる」授業を設計する際に有効な参照情報となることが示された。授業構成モデルはWebサイトへ公開し, この分野の授業を設計する際の手順, 授業構成の仕方, 教材化や指導内容作成のコツを参照できるようにしている。また今後, 教材の開発や普及啓発のために行うワークショップ・教員研修に利用することも想定している。
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Research Products
(2 results)