2013 Fiscal Year Annual Research Report
現場に即した作業ナビゲーションアプリ開発環境構築サイクルの確立
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25910020
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
稲尾 大介 熊本大学, 工学部, 技術職員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | iOSアプリケーション / 講習会 / 開発サイクル |
Research Abstract |
【研究目的】 現在, 学生が機械加工を行う現場には幾つかの課題がある. 加工する工作物は多くの種類がありそれぞれさまざまな手順があるにもかかわらず, 一様式の作業工程表や分厚いマニュアルしか存在しない場合が多い. 作業によっては不要な工程も記されており, どの工程が必要で重要なのかを見極める力を必要としている. そのため手順や加工条件がわからず, 作業時間の大幅なロスなどの問題がある. このような問題を解決するために, 作業をアシストしてくれるアプリケーション(以下, アプリ)の開発おこなった. また本研究では, 学生が自身の現場に合ったアプリを開発出来るように, 作業ナビアプリ開発支援環境の構築・講習会の開催・講習会で開発した作業アプリやアイデアの回収, それらを利用してさらなる講習会の開催を行う, 開発サイクルの確立をすることを最終目的とした. 【研究方法】 開発環境は[XCode]を使用し, iOSアプリを開発対象とした. 基準となるべきアプリを数種類開発し, そのアプリの製作工程をマニュアル化した. 作業ナビアプリ開発支援環境の構築にあたり, 開発の難易度を下げるために開発対象を操作手順や応力計算など, 一部の用途だけに限定し, 使いたい機能だけをコピー&ペーストして組み合わせて作れるようにコードライブラリを用意した. 機械の学生に限らず, アプリを開発したい人を募り, 講習会を開催し個別指導も複数回行った. 【研究成果】 作業ナビアプリ開発支援環境の構築のため, 作業ナビアプリを複数開発, その製作工程のマニュアルを作成, コピー&ペーストで作製できるライブラリの構築も行った. 今年度は講習会を2回, 個別レッスンも複数回行い, 本研究の目的である作業ナビアプリ開発支援環境の構築, 講習会の開催, 講習会で開発した作業アプリやアイデアの回収といった, 開発環境構築サイクルの確立を行った.
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Research Products
(1 results)