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2013 Fiscal Year Annual Research Report

水稲育苗床土を用いたブルーベリーの1年生大苗育苗技術の開発

Research Project

Project/Area Number 25925024
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

村上 政伸  岩手大学, 農学系技術室, 技術専門職員

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Keywordsブルーベリー / 水稲育苗床土 / 挿し木
Research Abstract

本研究では、ブルーベリーの挿し木繁殖から初収穫までの期間を短縮することを目的に、水稲育苗床土を用いたブルーベリーの1年生大苗育苗技術の開発について検討した。
挿し木発根性の高い'Jersey'と低い'Spartan'を供試した。挿し木は慣行法に従いピートモスと鹿沼土の混合床土で行った。挿し木時期として①2月中旬区および②3月下旬区を設けた。また、水稲育苗床土に移植する時期として①挿し木後4か月区および②挿し木後5か月区を設けた。さらに、水稲育苗床土に移植する際、①直径15cmおよび②直径21cmのビニルポットを用いた。移植後は無加温ビニルハウスで管理し、落葉後の新梢長および花芽数を調査した。なお、対照区として移植後もピートモスと鹿沼土の混合床土を用いる区を設定した。
その結果、'Jersey'および'Spartan'において、挿し木時期および移植時期が早いほど、新梢長が多かった。また、3月下旬に挿し木して5か月後に移植した場合、移植後、ほとんど生長しなかった。さらに、2月中旬および3月下旬に挿し木して5か月後に移植した場合、21cmポットで15cmポットよりも生育が優れる傾向がみられた。
このように、1年生の大苗を育成するためには、2月に挿し木を行い約4か月後の6月中には水稲育苗床土に移植する必要があることが明らかになった。しかしながら、挿し木発根性の低い'Spartan'の生長量は挿し木発根性の高い'Jersey'の半分以下であったため、今後は、挿し木発根性の低い品種での1年生大苗育苗技術の検討が課題として残された。

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Published: 2015-07-15  

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