2014 Fiscal Year Annual Research Report
ジェンダー平等社会の実現に資する研究と運動の架橋とネットワーキング
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26283013
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
牟田 和恵 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80201804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古久保 さくら 大阪市立大学, 人権問題研究センター, 准教授 (20291990)
伊田 久美子 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (20326242)
熱田 敬子 早稲田大学, 総合研究機構, その他 (20612071)
北村 文 津田塾大学, 学芸学部, 講師 (60535384)
岡野 八代 同志社大学, グローバルスタディーズ研究科, 教授 (70319482)
荒木 菜穂 大阪府立大学, 人間社会学部, 研究員 (50611646)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ジェンダー平等 / ネットワーキング / インターネット発信 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、4年にわたる、次の三つのサブテーマよりなる、ジェンダー平等社会の基盤を構想する研究である。すなわち、Iジェンダー規範の厳しい諸国での構造変換の諸要因の研究(調査研究)、II. フェミニズム的平等論とより包摂的なメンバーシップ論の精緻化(文献研究)、III. ジェンダー研究を真のジェンダー平等実現へとつなげていく実践知の確立(実践活動)である。初年度である平成26年度においては、Iについては、香港調査を行い、香港基督教協進会・香港大学社会学部何教授・香港中文大学クイア神学研究所黄教授らにインタビューを行った。IIについては、研究会を2度行った。IIIについては、女性運動団体および研究者が各地から活発かつ機動的に社会に向けた情報発信を行えるよう、それぞれの組織や学会が行う集会や呼びかけをネット上でビデオ中継・配信できるシステムと体制を整備するために、ビデオの撮影・編集を行うチュートリアルビデオの設計を行った。3月末時点で5本の動画がほぼ完成、細部の調整を行っているところである。また、サーバーの貸与協力予定の認定NPO法人WANとは、具体的にどのようなかたちで協力を行うか協議を進め、27年度のサイトアップを目指してサイト設計の準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
動画作成・発信するチュートリアル動画を26年中に製作しウェブサイト上で公開する予定であったが、サーバー貸与協力予定のNPO法人WANのサイトリニューアルが27年5月末に行われることとなったため、それに合わせる必要から、時期を遅らせることとなった。このような止むを得ない事情でタイミングはずれたが、すすめるべき内容としては順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
サブテーマIについては、海外調査を9月に行う。IIについては、Genevieve Vaughan,”Women and The Gift Economy",2007を柱としつつ文献研究を進めていく。 IIIについては、動画撮影発信のチュートリアル動画を27年度初めに完成、その後公開ためのウェブサイトを構築し、8月までにはWANサイトサーバー上にて公開する。その後、利用状況を検証していく。
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Causes of Carryover |
動画作成・発信するチュートリアル動画を26年中に製作しウェブサイト上で公開する予定であったが、サーバー貸与協力予定のNPO法人WANのサイトリニューアルが27年5月末に行われることとなったため、それに合わせる必要から、時期を遅らせることとなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年5月にチュートリアル動画作成料100万円、8月にサイト構築費95万円の支払いを行う予定である。
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Research Products
(15 results)