2016 Fiscal Year Annual Research Report
General research about the history of the reception of Western music in Japan and Korea - with a focus on the German teacher Franz Eckert
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26284018
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
ゴチェフスキ ヘルマン 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (00376576)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 浩基 島根大学, 教育学部, 教授 (50322219)
塚原 康子 東京藝術大学, 音楽学部, 教授 (60202181)
酒井 健太郎 昭和音楽大学, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (60460268)
大角 欣矢 東京藝術大学, 音楽学部, 教授 (90233113)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 音楽学 / 近代アジア / 洋楽受容史 / 大韓帝国 / お雇い外国人 |
Outline of Annual Research Achievements |
28年度の研究活動は28年3月12日から29年6月26日まで開催された駒場博物館の「フランツ・エッケルト没後100周年記念特別展「近代アジアの音楽指導者エッケルト--プロイセンの山奥から東京・ソウルへ」」展示中に行われた行事とその準備に集中した。 5月28日には東京大学駒場キャンパスで「フランツ・エッケルトとその時代」というタイトルで国際シンポジウムと吹奏楽の演奏会を実施した。シンポジウムには研究代表者と研究分担者全員に加えて安田寛(元奈良教育大学、研究協力者)、李京粉(ソウル大学、研究協力者)、曺允榮(梨花女子大学、招待講演)と文景楠(東京大学、通訳)が参加し、主にこの研究で明らかになった新たな事実の解釈と意義について議論した。演奏会では小澤俊朗の指揮と神奈川大学吹奏楽部の演奏でエッケルトの作品を一次資料から再現した。その中の複数の作品がエッケルトの時代から一度も演奏されていないものであった。作品の性質と再現に当たっての問題点については楽譜作成に協力した都賀城太郎(藤村女子高等学校)から説明があった。 6月23日には渡辺克也(オーボエ)と松山元・松山優香(ピアノ)によって、エッケルトのオーボエとピアノの作品を中心とする演奏会を行い、オーボエの専門家成澤良一に解説を依頼した。展示された資料によって成澤氏はアジアのオーボエ受容史について新たな発見をし、本研究企画にも貢献した。 特別展は多くの観客を迎えるのみならず、数多くの専門家が(一部繰り返して)展示会を訪れ、その結果研究代表者を含む企画者は多くの刺激を受けることになった。 展示が終わってから研究代表者は改めてヨーロッパに渡り、エッケルトがプロイセンやドイツで経験した軍楽隊文化とその時代背景についてさらに調査した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
展覧会は想像以上にさまざまな分野の専門家との対話の場となり、一般観客にも好評で、企画者として満足している。その反面二次文献の整理とホームページの整備は最初の企画よりやや遅れている。最終年度でその充実に努力を尽くしたいと思う。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の内容に関しては最初の企画の通りに大部分を29年度の研究で終え、最終年度ではその文章化と報告書の作成に集中する。
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Causes of Carryover |
小さい額なので来年度の予算に足して使う方が経済的だから
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
報告書を作成する費用として使う
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Research Products
(10 results)