2016 Fiscal Year Annual Research Report
A Comprehensive Study of Modern Japanese Discourses on Literary Theory: Introduction of Western Theories and Changes in the Traditional View of Literature
Project/Area Number |
26284053
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大浦 康介 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60185197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日高 佳紀 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (00335465)
河田 学 京都造形芸術大学, 芸術学部, 准教授 (00569923)
齋藤 渉 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (20314411)
西川 貴子 同志社大学, 文学部, 教授 (20388036)
ホルカ イリナ 京都大学, 人文科学研究所, 講師 (40760343)
久保 昭博 関西学院大学, 文学部, 教授 (60432324)
笹尾 佳代 神戸女学院大学, 文学部, 准教授 (60567551)
中村 ともえ 静岡大学, 教育学部, 准教授 (70580637)
岩松 正洋 関西学院大学, 商学部, 教授 (80273952)
永田 知之 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (80402808)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 文学理論 / フィクション論 / 物語論 / 小説論 / 読者論 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)文献調査とフィールドワーク:まず28年9月に、大浦、日高、河田、岩松、ホルカ、久保がアメリカ合衆国のミシガン大学、ハーヴァード大学、プリンストン大学を訪問。ハーヴァード・イェンチンなどの大学図書館で日本学関係蔵書の文献調査を行うとともに、上田敦子プリンストン大学准教授をはじめとする各大学の日本学科ないし東アジア学科のスタッフとアメリカにおける日本学研究・教育の現状(近年の研究動向、学生数の推移、研究・教育環境の変化など)について意見交換を行った。また29年2月には大浦と久保がドイツのハイデルベルク大学とベルリン自由大学を訪問。日本学関係蔵書の文献調査を行うとともに、ハイデルベルク大学ではユーディット・アロカイ教授が企画したワークショップ「日本の文学理論・日本文学を理論する」で研究発表を行った。ベルリン自由大学ではドイツでの日本近代文学研究の歴史と展望についてイルメラ・日地谷=キルシュネライト教授からレクチャーを受けた。 (2)研究会と意見交換会(国内):定期的な研究会では、前年に引き続き、フィクション論に関する基本的理論文献の会読と研究発表(フィクション論的観点からする日本近代文学作品の分析)を行った。 (3)講演会・シンポジウム:28年6月に、パリ第3大学のフランソワーズ・ラヴォカ教授を招き、" Fait et fiction : une perspective comparatiste " と題する講演会を開いた。また28年7月には、日高佳紀、リチャード・カリチマン教授(ニューヨーク市立大学)、アンヌ・バイヤール=坂井教授(フランスINALCO)を講師として、「「人文学の危機」と文学研究:いま文学理論に何ができるか」と題する国際シンポジウムを開いた。我々はこれを、本年6月刊行予定の『日本の文学理論ーーアンソロジー』(決定版)とともに、本研究の総決算と位置づけている。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(33 results)