2016 Fiscal Year Annual Research Report
Field Research on Anomaly Detection Sensor Network System in Preparation for Unforeseeable Events in Gunkanjima
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26289194
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Research Institution | Tokyo City University |
Principal Investigator |
濱本 卓司 東京都市大学, 工学部, 名誉教授 (10228546)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉田 成人 筑波技術大学, 学内共同利用施設等, 教授 (00416869)
猿渡 俊介 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (50507811)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 軍艦島モニタリング / 視聴触統合センシング / ロバストセンサネットワーク / 建築群維持管理システム / 想定外事象 / エネルギーハ-ヴェスティング |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに島内居住区全体で計44個の振動センサの設置を完了した。最終年度である今年度は65号棟と日給社宅(16~20号棟)に振動センサ及びマイクを設置した。システム構成は各棟独立になっており各システムはGPSで同期している。それぞれの振動センサはPCを中心に数台ずつの計測ブロックに分割されている。異常音検知マイクは振動計測ブロックごとに設置した。崩壊の著しい30号棟はマイクロフォンアレイにより音源の探索も可能となっている。振動計測は16チャンネルのAD変換モジュールを使用したデータ収録装置により実施している。同期精度は加速度で5μsec以内,音声で45μsec以内となっている。 ロバストなデータ転送のために建物内は有線ケーブルによるアナログ伝送を基準にセンサネットワークを構成している。センサケーブル長の短縮を目的に振動計測ブロックに分割されており,振動データも振動計測ブロック単位に保管されるため通信断があっても振動データは損失することはない。島外への通信ポイントは4 か所あり携帯電話網によりインターネットに接続している。 ソーラーパネルを電源として使用していることから冬季の日照時間短縮時には十分な電力が得られず夜間に計測できない状況が発生した。現在,電源不足時にシステムをOFF,電源復帰(日照回復)時にONとなるように設定しており,意図どおりに稼働している。振動データと聴覚データは2時間ごとに10分間計測し計測完了時にサーバーへ転送している。計測時刻と時間は遠隔操作により変更可能な設定となっている。 センサネットワークの構築と並行して長期計測データの分析を行い,70号棟,30号棟,31号棟のデータ処理と建物の挙動分析を行った。65号棟と日給社宅のデータ処理のために,科研費修了後も長期計測データを継続的に収集し建築群の劣化・損傷過程を追跡する予定である。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)