• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2014 Fiscal Year Annual Research Report

東南アジア諸国の建築生産システムの実態および現代化プロセスに関する研究

Research Project

Project/Area Number 26289216
Research InstitutionShibaura Institute of Technology

Principal Investigator

蟹澤 宏剛  芝浦工業大学, 工学部, 教授 (00337685)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 権藤 智之  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (50608396)
清水 郁郎  芝浦工業大学, 工学部, 教授 (70424918)
志手 一哉  芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (60505353)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords生産システム / シンガポール / ラオス / ベトナム / 建設業 / 技能 / 施工管理 / 住宅
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、まず、各国の建築生産システムの実態を主に技能の観点から正確に把握することが目的であるが、ベトナムにおいては、野丁場、町場双方において現場調査をおこない、契約形態に関しては、請負が中心であるが、BQも存在すること、専門工事の職種区分が制度上定まっておらず、また、元請となるゼネコンが技術的資源を有していない場合もあり、その場合、躯体工事一式を請負う施工業者(これもゼネコンといってよい)があること(大手の元請ゼネコンには国営の系譜が2つあり、その場合はこのパターンが該当する)、内装工事や設備工事、あるいは杭工事については徐々に専門分化が始まっていること等を明らかにした。技能レベルについては、RCの躯体工事や左官工事は十分なスキルを有しているが、その他は成熟途上であるり、現状では外国資本の専門工事会社(韓国が多い)がフォローしている。これが、韓国ゼネコンとの競争力の源にもなっている。
シンガポールは、労働者、技術者共にプロジェクト単位でゼネコンが直雇するのが一般的であるが、プロジェクトで雇用できる労働者の人数は工事金額に応じて制限があり、それを超えると人頭税を支払う必要がある。このような政策と、スキルに応じて人頭税が削減されるルール、ビルダビリティやコンストラクタビリティスコアなどの発注における取り決めが相互に関連しシンガポールにおける建設生産システムのレベル向上が図られ、全体としては合理的な生産システムが構築されていることを解明しつつある。これらは、日本の今後の方策において参考にするべき点も多い。引き続き、分析と考察を進める予定である。
ラオスは、上記に比して圧倒的に発展途上であるが、本研究のもう一つのテーマである「現代化プロセス」については、広範囲から収集した住宅建築のサンプルにより、従来にない見解を示すことが出来そうである(調査が3月であったため分析は本報告以降)。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究は、まず、各国の建築生産システムの実態を主に技能の観点から正確に把握すること、であるが、2014年度は、ベトナム、シンガポール、ラオスについて調査した。各国とも、問題なく調査を完了することが出来た。
次いで、海外市場での強さに定評のある韓国企業をベンチマークして強さの秘訣を探ること、にあるが、特に韓国企業が強いベトナムにおいては、その要因が韓国人を最小化するマネジメント方式と、それを埋め合わせる下請の韓国専門工事会社とのネットワークにあることを明らかにできつつある。
また、発展度合いの異なる国々の比較により、技能・技術、建築生産システムの現代化の過程を記述し、各国の将来を時系列的に予測することについては、ラオス→ベトナム→シンガポールの順序になるが、各国の制度、技能と技術の水準、契約システム等々の現代化に関する分析はこれからの作業である。本年度は、ベトナムとシンガポールの間に位置するタイを主対象に調査をおこない、データの充実を図る予定である。

Strategy for Future Research Activity

各国の建築生産システムの実態を主に技能の観点から正確に把握すること、に関しては、より多くのサンプルが必用であるので、2015年度は最低1カ国、予算が許容すれば1カ国を加えて調査する予定である。新規の第一候補はタイ、第2候補はマレーシア、第3候補はフィリピンである。また、シンガポールについては、昨年度のフォローアップ調査を実施したいと考えている。 タイについては、既に多くの日本企業から協力の承諾を得ている。
生産システムの現代化の過程については、町場(住宅)も大きなターゲットであるが、現場調査の準備が、野丁場に比して難しいので、各国での協力者を見付けることが重要になる。現在、マレーシアについては現地の大学、フィリピンについては、日本企業の現地法人と調整中である。
その他、研究遂行上の大きな問題は発生していない。

Causes of Carryover

支出予定であった旅費が予算額を超過したため次年度に繰り越すこととなった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

既支払い済みの旅費に充当。

URL: 

Published: 2016-06-01  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi