2016 Fiscal Year Annual Research Report
Epigenetic regulation of stress vulnelability
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26293169
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
六反 一仁 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (10230898)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑野 由紀 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 助教 (00563454)
井本 逸勢 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (30258610)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ストレス脆弱性 / エピジェネテイックス / 非コードRNA / DNAメチル化 / RNA結合タンパク質 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究項目のなかで、ストレスとストレス関連疾患のジェネテイックス・エピジェネテイックスについては、1.社会経済的格差と健康障害に注目し、社会格差の指標SSSと関連するPPBP とSLC7A1の発現低下を明らかにした(論文リバイス中)。2.高不安・高うつを訴える病院職員で特異的に発現が低下する4つのマイクロRNAとその標的遺伝子を標的mRNAを同定した(論文作成中)。3.38名の慢性疲労症候群と性年齢をマッチさせた健常者の末梢血のマイクロRNAの発現をマイクロRNAアレイで解析した結果、慢性疲労症候群患者で有意に発現が低下している7つのマイクロRNAを同定し、それらの標的mRNAはEIF2シグナル関連遺伝子群であることを明らかにした(論文作成中)。4.健常者の慢性心理的ストレス及び過敏性大腸症候群患者において特徴的な遺伝子発現としてEIF2シグナル関連遺伝子群の低下を報告した(J Appl Microbiol. 2016, J Funct Foods. 2016)。5.運動習慣に関連するDNAメチル化として、インターバル速歩によりNFKB遺伝子のメチル化が生じることを報告した(PLoS ONE. 印刷中)。RNA結合タンパク質の機能解析については、6.TRA2B遺伝子から産生されるスプライスバリアント(TRA2β4)は、癌細胞の細胞老化を制御する新規のnon-coding RNAであることを報告した(Oncogenesis 2017)。7.スプライシング調節因子SRSF3は、ヒストンと相互作用する新たなエピジェネテイックス制御因子であることを報告した(Int J Mol Sci. 2016)。8.上記TRA2β4は、nucleolinと相互作用することで核内に局在し癌細胞の異常増殖を誘導する経路を明らかにした(論文作成中)。このように、最終年度も多くの研究成果を挙げた。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)