2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development and promotion of ensured approach strategy as Rheumatology Nurses who supports inpatient and home care patients
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26293464
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Research Institution | Hyogo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
神崎 初美 兵庫医療大学, 看護学部, 教授 (80295774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
泉 キヨ子 帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (20115207)
松本 麻里 兵庫医療大学, 看護学部, 准教授 (30295109)
府川 晃子 兵庫医療大学, 看護学部, 講師 (30508578)
松本 美富士 東京医科大学, 医学部, 客員教授 (40080155)
三浦 靖史 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (60346244)
元木 絵美 神戸女子大学, 看護学部, 講師 (70382265)
田中 登美 兵庫医療大学, 看護学部, 准教授 (80316025)
森島 千都子 兵庫医療大学, 看護学部, 助教 (80735879)
金 外淑 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (90331371)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | リウマチ看護 / 実践能力 / コンピテンシー / カウンセリング |
Outline of Annual Research Achievements |
1.「面接シート」「意思決定支援シート」を用いた看護実践的介入研究 看護師によるカウンセリングマインドある治療的面接を行った効果についてA病院での介入を終了した。「面接シート」「意思決定支援シート」の使い方とカウンセリングマインドある面談技術について教育を受け研究終了まで継続した介入群看護師(n=63)は、入院病棟と外来で患者へ面接シートを用いた介入を行った。非介入群看護師(n=46)は、リウマチ看護師の看護実践能力尺度(20項目、α=.913)にのみ研究開始時期と終了時期の計2回回答した。介入群は、終了時、すべての項目と合計点において平均値が上昇していたが、有意差項目はフィジカルアセスメント・画像からの身体把握・マウスケア・フットケアと合計点だった(対応のあるt検定,p<.05)。非介入群は、全項目・合計点とも有意差はなかった。介入群と非介入群の比較では、開始時に有意差は見られなかったが、終了時には20項目中16項目と合計点で介入群の平均値が高かった。有意差は、「画像から身体状態を把握する」「フットケア」「話し掛けてもらいやすい態度を心がける」「思いやりのある優しい対応ができるようにする」の4項目にみられた。尺度項目のうち特に「話し掛けてもらいやすい態度を心がける」「思いやりのある優しい対応ができるようにする」の2項目に有意差があったことで特に介入効果を示せたことが検証できた。 2.リウマチ看護師の実践能力尺度の開発 昨年度24項目で作成した尺度をさらに洗練し、確証的因子分析によって20項目とするのが妥当であると検証できた。信頼性クロンバックα=.913で適合度については、CFI=.939,RMSEA=.059,RMR=.046,SRMR=.0565であり、許容を満たすモデルといえる。なお、モデル因子間の関係性については引き続き検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
リウマチ看護師の看護実践能力尺度を20項目まで短縮でき、確証的因子分析によりモデル適合度も確認できた。介入研究は、A病院での介入は終了できた。途中経過ではあるが、A病院だけでの分析結果から介入効果は見いだせている。しかし、B病院での介入研究が担当看護師の異動などで進捗が遅れており、計画を検討しなおし、実施を継続している。
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Strategy for Future Research Activity |
1. 「面接シート」「意思決定支援シート」を用いた看護実践的介入研究 B病院での実施結果を加えて研究データを分析する予定である。その後、論文を完成させ投稿予定である。 2. リウマチ看護師の実践能力尺度の開発 分析を終了し、モデルの因子間の関係性を検討中である。尺度開発については論文投稿の準備中である。
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Causes of Carryover |
当初の研究計画では、平成28年4月に研究協力施設の外来看護師により外来患者への面接シートを活用した看護面談及びその効果を評価する予定であったが、研究協力施設の事情により、面接の開始が大幅に遅れ、面接シートの効果検証に至らなかった。このため、研究を終了しておらず、謝品費用、研究施設への交通費、学術集会での発表等にかかる費用、論文作成のための校閲費用が未使用となっているためである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究対象者への謝品費用、研究施設への交通費、学術集会での発表等にかかる費用、論文作成のための校閲費用に使用予定である。
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Research Products
(7 results)