2014 Fiscal Year Annual Research Report
自然分娩を希望する妊婦のオキシトシン・システム活性化の効果
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26293475
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
堀内 成子 聖路加国際大学, 看護学部, 教授 (70157056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 幸代 慶應義塾大学, 看護学部, 講師 (10439515)
八重 ゆかり 聖路加国際大学, 看護学部, 准教授 (50584447)
片岡 弥恵子 聖路加国際大学, 看護学部, 准教授 (70297068)
西原 京子 公益財団法人労働科学研究所, その他部局等, 研究員 (80172683)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 自然分娩 / オキシトシン / アロマセラピー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ローリスク妊婦を対象にオキシトシン・システムを活性化するプログラムを開発し、通常のケアに比べて、異常分娩の発生を予防するかどうかを評価することを目的とした。ふたつのプログラムを開発中であり、予備研究の計画書を作成して、倫理審査委員会に提出した。プログラムは、以下の二つである。 ①ローリスク妊婦における陣痛発来を目的とした乳房刺激の方法を検討する。唾液中のオキシトシンの経時的変化を調査し、著名な子宮収縮、頸管熟化度、介入後72時間以内の自然陣痛発来の有無を測定し、唾液中オキシトシンと分娩アウトカムとの関連について分析する予定である。 ②ローリスク妊婦にリラクセージ精油の香り吸入が、唾液中オキシトシン、唾液中コルチゾールに与える影響を無臭な液体を吸入した場合と比較し、分析する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オキシトシン・システムを活性化する可能性があると仮定されるプログラムを探索し、基礎となるオキシトシンの定量計画を進めることができた為。
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Strategy for Future Research Activity |
ふたつのプログラムグループの予備研究を2015年度に遂行・分析し、本計画を立案する予定である。予備研究のデータ分析に当たり、長崎大学篠原一之先生を新たに研究班メンバーに加わっていただき、生理学的な立場からの専門的意見をいただく予定である。
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Causes of Carryover |
代表者の堀内が海外出張ができなかったため。(コクラン会議に出席しなかった)しかし、研究計画の作成に支障はきたしていない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
ふたつの予備研究を計画しているため、唾液中のオキシトシン測定のための実験資材を購入する、遺伝子解析のための技術者および被験者への謝金に使用する予定である。
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