2016 Fiscal Year Annual Research Report
Dynamical Analysis, evaluation and realization of Western Churches and Opera houses
Project/Area Number |
26300019
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊東 乾 東京大学, 大学院情報学環, 准教授 (20323488)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 直史 北海道大学, 情報科学研究科, 助教 (80322832)
岩城 達也 広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (70341229)
石原 茂和 広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (90243625)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 空間音響 / 西欧教会 / オペラハウス / 指揮法 / 側壁反射 / 相関解析 / 空間定位 / 脳認知 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は今回科研と前回併せて6年のまとめと後続研究準備に注力した。西欧教会音楽、オペラ上演の空間音楽音響の現出に焦点を当て、かつて存在しない指揮法のテキストModern Principles for Music Conducting(Tokyo University Press、英文)を執筆、ドイツ、イギリス、アメリカの研究協力者と内容を精査し出版を準備した。2016年9月刊行の予定は、5月に科研出張からの帰国時の交通事故、怪我により刊行が遅れ2017年中に発行予定である。 バイロイト祝祭劇場におけるヴァーグナー楽劇の時空間設計に原形を与えたゲーテ戯曲の空間演出、ならびにゲーテ「楽音論」の検討から、ゲーテが批判しつつ立脚したニュートンの色彩/音律仮説、デカルトの局座標調和論から古代ギリシャ・ハルモニアに至る時空間の調和理論をデジタルシステムで検証、「楽音論」新訳を含む出版を準備している。 過去6年の科研の総決算として、日本学術振興会の科研費研究の価値還元プロジェクト「ひらめき☆ときめきサイエンス」を申請、採択され、東京大学大講堂にて中学高校生向けの管弦楽とオペラの空間演奏、脳機能可視化等を伴う音楽教室を実施。本研究で確立した数理物理認知の基礎的方法を中学高校また大学教養レヴェルで一般的に取り扱うテキストを準備、木造石造の違い、西欧教会と日本国内の建築/宗教祭祀例との対照を含め東京大学出版会からテキスト出版を準備、Modern Principles for Music Conductingに続きの上梓を予定している。 これらに基づき「ひらめき☆ときめきサイエンス」を学振で担当された有機化学の白川英樹・筑波大学名誉教授と実空間内での音波の局在と伝播を有機導体、有機振動体(ピエゾフィルムなど)で観測制御する関連基礎の共同研究を開始、2017年4月現在、知財申請準備を進めている。
|
Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(12 results)