2015 Fiscal Year Annual Research Report
モンゴル民族の伝統薬物調査とその有効利用に関する研究(第2次)
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26305003
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
柏田 良樹 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (30169429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川添 和義 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (00248296)
村上 光太郎 崇城大学, 薬学部, 教授 (10035553)
田中 直伸 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 准教授 (40455598)
田中 保 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 准教授 (90258301)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | モンゴル民族 / 伝統薬物 / 薬用資源 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、近年のグローバル化で消滅が危惧されるモンゴル民族が伝承している貴重な医薬品情報ならびに薬用植物に関する調査を行い、そこから得た伝承医薬情報をベースとした科学的研究により新しい医薬品創製に生かすことを目的としている。本調査は、平成20~24年に調査できなかった地域を第二次調査として行うもので、徳島大学とモンゴル国立医科大学との協定を基礎として同大学薬学部の研究者の協力のもと、科学研究費の補助により共同で実施した。 本年度の調査では,7月20日に徳島大学薬学部の教員3名,学生1名及び崇城大学薬学部の教員1名が訪問した。7月22日~8月2日にかけて、モンゴル国立医科大学の教員3名の強力のもと,ウランバートルから東部にかけての、ドルノド県、スグバートル県、ドルノゴビ県周辺において、モンゴル民族伝統薬物情報の調査を実施した。モンゴル東部の草原地帯からゴビ砂漠東部にかけての地域で,遊牧民ゲル,病院及び薬草を用いた製品を製造している会社などでの情報収集を行い、約60種の民族薬物に関する試料及び情報を得ることができた。また,科学的研究用薬物試料も6種が採集できた。今後のそれらの科学的研究も行っていく計画である。 さらに,モンゴル国立医科大学の教員と来年度調査及び今後の共同研究についての打合せを行うことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
モンゴル医科学大学薬学部教員の強力を得て,目的として地域の調査を実施するとともに,研究用として調査地域における薬物も入手できた点において,順調に進展していると判断できる。 また,モンゴル国立医科大学薬学部との情報交換などを行い,共同研究を遂行する協力体制が確認されている。
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Strategy for Future Research Activity |
民族薬物情報及び研究用試料の収集に関しては,過年度の調査で順調に進められており,これまでに収集した試料の科学的検討についても推進させる。 また,モンゴル国立医科大学薬学部教員から次年度の調査地について,1次調査で行けなかったモンゴル西北部のフブスグル湖西部の調査の提案があったことから,本地域の調査を行う計画である。
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Causes of Carryover |
国内研究打合せ旅費を想定していたが,学外研究分担者が来ることになったこと等で,旅費使用額他に差額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に物品費として使用し,円滑な研究遂行に努める。
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Research Products
(3 results)