2016 Fiscal Year Annual Research Report
Cryptographic Techniques for Both Protecting and Utilizing Confidential Data
Project/Area Number |
26330151
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
西出 隆志 筑波大学, システム情報系, 准教授 (70570985)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 栄司 筑波大学, システム情報系(名誉教授), 名誉教授 (60242567)
金山 直樹 筑波大学, システム情報系, 助教 (70339696) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 暗号 / 情報セキュリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
システム設備の管理をクラウド環境へアウトソースすることによって利便性を得られる反面,機密データのアウトソースにおいては漏洩の危険が発生する。そのためデータの漏洩防止と安全利用を同時に実現することが重要な研究課題となる。 しかし暗号技術を単純に用いるだけではクラウド環境に対してデータ処理をアウトソースすることができないため,安全性と利便性を同時に実現する暗号技術の開発が必要となる。 今年度はクラウドストレージにデータを暗号化して保存する際に柔軟なアクセス制御を実現する属性ベース暗号と呼ばれる技術のソフトウェアライブラリを構築した。アクセス制御の指定を属性名と論理式の組み合わせによってシンプルに行える使い勝手のよいインタフェース設計を行った。 また複数の鍵発行機関が存在可能なタイプの属性ベース暗号において,一度発行された復号鍵の権限を鍵発行機関が属性毎に失効可能な方式の提案を行った。実際に属性ベース暗号が使用される状況においては,ユーザの所有する鍵全体を失効するだけでなく,ユーザのある特定の属性の所有状況のみを失効することもあるため,本方式ではそのような失効にも対応が可能となる。 またクラウドストレージに置かれた暗号化データに対するキーワード検索を可能とする暗号方式の提案を行った。提案方式ではキーワードが単純に一致した場合だけでなくワイルドカードの指定によって類似したキーワードに一致することも可能とし,より柔軟な検索機能を実現した。
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[Journal Article] Secure Computation Protocols Using Polarizing Cards2016
Author(s)
Kazumasa Shinagawa, Mizuki Takaaki, Jacob C.N. Schuldt, Koji Nuida, Naoki Kanayama, Takashi Nishide, Goichiro Hanaoka, Eiji Okamoto
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Journal Title
IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences
Volume: E99-A
Pages: 1122--1131
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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