時限Certificateless暗号の構成法の研究

2015 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 26330160
• Research Institution: Tokyo Denki University
• Principal Investigator: 齊藤 泰一 東京電機大学, 工学部, 教授 (20385488)
• Project Period (FY): 2014-04-01 – 2017-03-31
• Keywords: timed-release / certificateless / encryption

Outline of Annual Research Achievements

昨年度、時限式Certificateless暗号のmallicious KGCに対する安全性を定義し、それを満たす一般的（generic）な構成方法を考案したが、その構成の要素となるIDベース暗号方式の選定を進め、従来からあるBonehとFranklinによる方式で十分であることを確認した。

Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

昨年に論文化した時限式Certificateless暗号の一般的構成法の構成要素としてBonehとFranklinによるIDベース暗号方式方式で十分であることを、文献調査により確認することができた。

Strategy for Future Research Activity

BonehとFranklinによるIDベース暗号方式方式によりmallicious KGCに対して安全な、具体的な、時限式Certificateless暗号が構成できることが、その具体的な方式の安全性証明を行う。その証明と一般的な構成法の安全性証明の効率を行うことを目標とする。

Causes of Carryover

国際会議への投稿論文が採録されなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

国際会議への投稿論文が採録された際に旅費として使用したい。