2016 Fiscal Year Annual Research Report
Study on Timed-Release Certificateless Encryption
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26330160
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
齊藤 泰一 東京電機大学, 工学部, 教授 (20385488)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | Cerrtificateless暗号 / 時限式 / one-time署名 |
Outline of Annual Research Achievements |
Timed-release Certificateless EncryptionのGenericな構成方法については文献1において明らかにした。(文献1:Toru Oshikiri and Taiichi Saito, “Timed-Release Certificateless Encryption” International Journal of Advanced Computer Science and Applications(IJACSA), 6(2), 2015.)そこではIDベース暗号とone-time署名によりTimed-release Certificateless Encryptionを構成した。 そして、昨年度はBoneh-FranklinのIDベース暗号方式を構成要素とすることで十分であることが分かった。 今年度は、もうひとつの構成要素のone-time signatureをSHA256に基づく方式で構成し、実験によりその効率を評価した。この数年ハッシュ関数SHA-1のコリジョン発見が理論だけでなく現実性をもちはじめたため、one-time signatureの構成要素となるハッシュ関数をSHA-1からSHA-2(SHA256を含む)に置き換えることが必要と考えられてた。そのため、我々の文献1の方式もSHA256に基づいた効率性の評価が必要になってくる。実際ににSHA256に基づいてone-time signatureを構成し実験をする必要があった。そして、十分な速度が出ることを確認した。一方、one-time signatureの代わりに通常の署名方式を用いることの方が効率的であるかもしれなく、安全性の仮定を減らせる可能性もあるかもしれないが、実験のなかで分かってきたが、それらは今後の課題である。
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Remarks |
初年度の成果"Timed-Release Certificateless Encryption",IJACSA,Volume 6 Issue 2である一般的構成法に対する具体的な構成法について国際会議に投稿をしたが、初年度の成果と比べて新規性がないと判断され採録に至っていない。それら具体的構成法は、初年度の一般的構成法と合わせて、最終報告書にまとめる。
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