2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26330268
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
沖本 天太 神戸大学, 海事科学研究科(研究院), 准教授 (10632432)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 分散制約最適化問題 / 多目的制約最適化問題 / パレート最適解 / チーム編成問題 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は申請書に記載した基礎研究2の動的な多目的分散制約最適化問題の定式化及び,アルゴリズムの開発に着手した.具体的には,マルチエージェントシステムにおける重要課題の1つであるチーム編成問題にロバスト性を考慮したロバストなチーム編成問題を多目的制約最適化問題として定式化し,この問題を解くアルゴリズムを開発した.チーム編成問題とは,異なるスキルをもつエージェントの集合から,与えられたタスク集合を達成するような部分集合(チーム)を決定する問題である.ロバストなチーム編成問題において,あるチームがk-ロバストであるとは,チーム内から任意のk人を取り除いたとしても,残りのチームメンバーで,与えられたタスク集合が達成可能である事を意味する.さらに,この問題を動的環境へと拡張した動的チーム編成問題の定式化及び,この問題を解くアルゴリズムの開発も行った.本研究成果は,マルチエージェントシステムに関する最難関国際会議 the 14th International Conference on Autonomous Agents and Multiagent Systems (AAMAS-2015)及び,人工知能分野における最も権威のある国際会議 the 25th International Joint Conference on Artificial Intelligence (IJCAI-2016)に論文が採録された.その他にも,複数のパレート最適解の中から代表的な解を求解するフレームワークの定式化及び,その求解方法を提案した.本研究は知識表現分野の最難関国際会議 the 15th International Conference on Principles of Knowledge Representation and Reasoning (KR-2016)に論文が採録された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
* 初年度及び本年度の研究計画である基礎研究は概ね達成しており,研究成果も挙げている. * 主に来年度のテーマとしていた応用問題である時間割作成やナース・スケジューリング問題にも着手できた. * 協同研究者らと頻繁に打ち合わせ・議論・成果発表を行う機会をもてたことが成果につながった。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画どおり,応用問題を重点的に進める.時間割作成問題に関しては,すでにいくつかの研究成果が出ており,現在,timetabling分野の国際会議 11th International Conference on the Practice and Theory of Automated Timetabling (PATAT 2015) に論文を投稿している.ナース・スケジューリング問題に関しては,いくつかの研究成果が出ており,International Joint Agent Workshop and Symposium (IJAWS 2015)に論文が採録されている.現在は,神戸大学付属病院と連携し,実データを基にしたナース・スケジューリング問題の研究に着手している.
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Research Products
(24 results)
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[Journal Article] How to Form a Task-Oriented Robust Team2015
Author(s)
Tenda Okimoto, Nicolas Schwind, Maxime Clement, Tony Ribeiro, Katsumi Inoue, Pierre Marquis
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Journal Title
In proceedings of the 14th International Conference on Autonomous Agents and Multiagent Systems (AAMAS 2015)
Pages: 395-403
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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