2016 Fiscal Year Annual Research Report
Extension of Estimation of Distribution Algorithms with graph kernels
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26330291
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
半田 久志 近畿大学, 理工学部, 准教授 (60304333)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ソフトコンピューティング / グラフカーネル / 進化計算 |
Outline of Annual Research Achievements |
基本となるアルゴリズムについて,進化計算学会論文誌に掲載された.サンプリング方法の見直し,同型問題への適用など,丁寧に積み上げていったものの成果となった.そのため,当初より時間がかかったことは否めないが良い論文に仕上がった. また,並行して,タイプ付きのノードを有するグラフに対するアルゴリズムについて,the Asia Pacific Symposium on Intelligent and Evolutionary Systems 2016で発表した.こちらについても,単純なEdge-Max問題やEdge-Min問題だけに止まらず,グラフ同型問題への適用を行なった.このタイプ付きグラフへの適用は当初の計画通り,ヒストグラムをタイプ毎,または,タイプ間の関係を表現するために分割するアプローチをとった.詳細に分割することにより,つまり,問題から詳細な情報が与えられていることに相当することにより,従来のタイプ無しの問題設定に比べて平易に解けることが判明した. 他の問題クラスとして,グラフ関係のベンチマーク問題であるOrder/Degree問題への適用を試みた.これは,同次の制約をもつグラフにおいて,平均パスを最小化する問題である.この問題に特化したアルゴリズムを凌駕するにはいたっていはいないが,汎用アルゴリズムとしては,十分な性能を示すことができた.2016年10月に開催された,FANシンポジウムにその一部について発表を行なった. さらに,現時点でのアルゴリズムの様相もしくは問題点について,日本知能ファジィ学会誌の解説記事(2017年2月)にまとめた.
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