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2014 Fiscal Year Research-status Report

オープンイノベーションからみた萌芽的研究領域における発展要因の定量分析

Research Project

Project/Area Number 26330375
Research InstitutionKyoritsu Women's University

Principal Investigator

古川 貴雄  共立女子大学, 家政学部, 教授 (70262699)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 林 和弘  文部科学省科学技術・学術政策研究所, 科学技術動向研究センター, 上席研究員 (00648339)
白川 展之  公益財団法人未来工学研究所, その他部局等, 研究員 (20556071)
長谷川 誠  東京電機大学, 工学部, 准教授 (80303171)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsオープンイノベーション / 計量書誌学 / ハイパフォーマンスコンピューティング / データベース / 胞芽的研究
Outline of Annual Research Achievements

情報技術(IT)に関する研究領域に焦点を当て、我が国の研究水準が世界的に認められていると考えられるハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)領域と、他国と比較してそれほど研究水準が高くはないと考えられるデータベース(DB)領域を分析対象とした。特にHPC領域は、これまでに地球コンピュータや京といったスパコンがTop500と呼ばれる計算速度のベンチマークで世界一になったという明確な実績があり、さらにスパコン応用分野の拡大から社会的なインパクトの極めて大きな研究領域と考えられている。
HPC領域については、まず、当該領域の専門家にインタビューし、米国で開催されているSCと欧州で開催されているISCは、論文の採択率が低く研究水準の高い著名な国際会議として知られていることを確認した。次に、学会のACM及びIEEEが提供している論文データベースを参照し、それぞれ、1980年代後半から2013年までのプロシーディングの書誌情報を収集した。これらの書誌情報に基づき、データベースの基本的な構造を決定して分析用データベースのプロトタイプを作成した。さらに、インターネットで参照が可能なSC及びISCのカンファレンスプログラムについても調査を行った。
DB領域についても、当該領域の専門家にインタビューし、有力な国際学会としてACM SIGMOD、VLDB、IEEE ICDEを選択し、論文データベースやカンファレンスプログラムを参照して、2000年から2012年までのデータを収集し、著書名、所属組織の名寄せを行った。
また分析手法の検討については、これまでに収集したWWW関係学会のデータを用いてTopic models等の調査を実施した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

DB領域は、想定通りのデータを収集することができ、発表された論文とカンファンレンスセッション名との対応が得られたため、カンファレンスセッション名の変遷に関する分析を進めることができ、想定以上に進展した。しかし、HPC領域についてはACM及びIEEEの論文データベースに収録されているプロシーディングの情報が編集者によって大きく異なり、想定よりもデータのクリーニングに時間を要する状況となっている。

Strategy for Future Research Activity

DB領域は、最新のデータが公表されているため、データの追加を行いデータベースを充実させてから、共著関係、組織間等のネットワーク分析を進める予定である。試験的に、Topic models等の分析手法も適用したが、tf-idfを用いたクラスタリング手法よりも解釈のしやすい結果が得られていないため、研究トピックの変遷の可視化に適したクラスタリング手法について検討する。
HPC領域は、データのクリーニングに時間を要することから、作業担当者を増員して対応し、分析用のデータべースを構築する。

Causes of Carryover

成果については研究分担者所属先(科学技術・学術政策研究所)の報告書として公表したため、2014年度は、想定していた論文投稿、学会発表費用の支出額が減額された。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度に論文投稿、学会発表費用として支出予定

Research Products

(1 results)

All 2014

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results,  Acknowledgement Compliant: 1 results)

  • [Journal Article] 国際学会に注目した萌芽的研究の発展過程分析-World-Wide Web Conferenceの事例分析-2014

    • Author(s)
      古川 貴雄, 森 薫, 有野 和真, 林 和弘 ,白川 展之, 野村 稔
    • Journal Title

      科学技術・学術政策研究所 Discussion Paper

      Volume: 110 Pages: 1-38

    • Open Access / Acknowledgement Compliant

URL: 

Published: 2016-05-27  

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