2016 Fiscal Year Research-status Report
映像アーカイブを活用した地域イメージの循環的生成に関する実践的研究
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26330379
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
北村 順生 立命館大学, 映像学部, 准教授 (20334641)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | デジタル映像アーカイブ / 活用 / 学校教育 / 社会教育 / 福祉 / 地域 |
Outline of Annual Research Achievements |
地域映像アーカイブの映像資料を、学校の授業や市民向け講座で活用する際の具体的な方法について、授業の模擬指導案や市民講座の進行プログラムの作成とその検討を通じて、教員やファシリテーターが実践的に理解するためのワークショップ「昭和の新潟を伝える映像資料の教育や市民講座での活用」を、11月17日に新潟県立生涯学習推進センターで実施した。小学校教員や公民館職員、学生などが参加し、それぞれの組織や施設の目的に応じた地域映像アーカイブの活用方法について検討を行った。 また、本年度までの研究成果をいくつかの研究会等で発表した。9月1日には京都市のおもちゃ映画ミュージアムを会場に、「地域映像アーカイブ2016in京都」と題した公開研究会を実施した。11月20日に開催された第7回横幹コンファレンスでは、「地域コミュニティをいかに再生するか:Society5.0を展望しつつ」と題した分科会の中で、「映像アーカイブの活用による地域コミュニティの文化的再生」と題した発表を行った。3月20日には、神戸映画資料館を会場にして「デジタルアーカイブス・地域映像サミット」と題するシンポジウムを開催した。その中の第二部モノと対話すること:アーキビストの目と手を編制する」を松谷容作氏および郷田真理子氏とともに発表を行い、大学の教養科目において映像アーカイブに関わるアーキビスト養成のためのカリキュラムを検討するワークショップのファシリテーションを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度、研究代表者が所属を新潟大学から立命館大学へと異動したため、本研究の重要な研究リソースである新潟大学「にいがた地域映像アーカイブ」を恒常的に活用し、新潟地域における映像アーカイブ活用を伴う実践研究を頻繁に実施することが困難となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者の新潟大学から立命館大学への異動を踏まえ、当初計画していたような恒常的な映像アーカイブを活用した実践研究に代わり、教育機関等と連携した単発のワークショップ等を通じた実践研究を増やしていくことで、当初の研究目的を達するようにする。 また、研究成果の一部を、地域映像アーカイブの論文集(2017年度中に発行予定)の中で発表していく。
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Causes of Carryover |
本年度、研究代表者が所属を新潟大学から立命館大学へと異動したため、本研究の重要な研究リソースである新潟大学「にいがた地域映像アーカイブ」を活用し、新潟地域における映像アーカイブ活用を伴うワークショップ等を予定していた回数を実施することが困難となったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究代表者の新潟大学から立命館大学への異動を踏まえ、当初計画していたような恒常的な映像アーカイブを活用した実践研究に代わり、教育機関等と連携した単発のワークショップ等を通じた実践研究のための費用として使用していく。
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Research Products
(2 results)