2016 Fiscal Year Annual Research Report
Building a Support Cooperation Modeling Tool toward Inter-Professional Education for Community Care Participants
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26350086
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Research Institution | Social Welfare Corporation Keiyukai (Institute of Elderly Housing Sciences) |
Principal Investigator |
絹川 麻理 社会福祉法人敬友会(高齢者住宅研究所), 研究員, 研究員 (10561160)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 登紀子 社会福祉法人敬友会(高齢者住宅研究所), 研究員, 研究員 (20722507)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 地域包括ケアシステム / 自助・互助 / インタープロフェッショナルエデュケーション / ERD / 地域生活継続 / 在宅高齢者 / 地域ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
研究実施計画にある目標③「連携の事例把握を行う」にむけて、在宅の高齢者の24時間を支える定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業と生活支援サービス(相談、栄養管理、食事調達、連携調整、その他必要な介護保険外サービス)を提供する事業者の協力を得て、サービス利用に関する記録資料(ケアプラン全体、支援記録、職員間のコミュニケーションに関するデジタルメモ記録)を閲覧し、本人、インフォーマルケア、生活支援、専門職で実施した連携の場面を抽出し、データ化した。48事例の記録を閲覧確認し、記録不備等を除いた34件を対象とした。また、訪問調査の協力を得ることができた同サービスの利用者である高齢者・家族等(16事例)を対象に、抽出した連携場面の連携に対しての評価について聞き取り調査を行った。データ化した連携状況を関係図(ERD; Entity-Relation Diagram)の概念を用いて整理した。連携状況における実体(人・モノ・場所・サービス等)と実体と実体を結ぶ関係(動詞で表現できる行動等)、それらの属性(実体や関係の形容;活動のきっかけを含む)を図形で示し、その図の中に情報を書き入れるものである。 次に、目標④「③に対して、専門職による検討を加えて関係図のIPEツールとしての有効性や課題の確認」にむけて、看護士3名(訪問看護ステーション、在宅部門、看護教育担当)、ケアマネージャー1名、介護福祉士2名(社協、訪問介護教育担当)、医療ソーシャルワーカー(退院調整)1名、栄養士2名(1名は管理栄養士)に、③で整理した関係図を用いて、擬似的検討を行ってもらい、取り上げた連携コンテンツの評価、ならびに、個別ケースの連携の検討・教育に使用するIPEツールとしての有効性や課題について検討・議論してもらった。
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Research Products
(3 results)