2015 Fiscal Year Research-status Report
学習者の成長を実感しやる気を維持向上させる学習支援システムに関する研究
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26350286
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Research Institution | Takushoku University |
Principal Investigator |
佐々木 整 拓殖大学, 工学部, 教授 (80276675)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 技術教育 / モーションセンシング / タスク管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、学習者の成長を自らが実感することで、学習意欲を維持・向上させることを目的として、特に技術教育の分野に焦点を当てて、モーションセンサーディバイスを活用した、学習者の動作を記録し、比較することの出来るシステムの開発に着手し、そのプロトタイプが完成した。また、プロトタイプの動作試験をもとに、記録したデータの提示方法・比較方法について検討を行っているところである。 さらに、学習者の意欲低下時に自らを律する手段として、タスク管理システムから取得した情報に基づいて、タスクが著しく停滞している場合、学習者のスマートフォンをロックする(スクリーンセーバーが解除できなくなる)アプリケーションの開発を行った。ネガティブな対策ではあるものの、学習者が自分自身にペナルティを与える仕組みを作ることで、課題提出等の締切のある事柄に取り組む姿勢に、一定の良い変化が生じることを期待している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
人手や技術の不足によってシステム開発に遅れが発生しており、学習コンテンツを共有する仕組みの整備に、まだ着手できないでいる。また、タスク管理システムと外部のデータベース(Mongo DB)との連携に障害が発生しており、現時点でその解決に至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
技術的問題を早急に解決し、システム開発ならびに運用試験を実施する。そのために、各分野の専門家からアドバイスを受けたり、技術講習会に出席したりするなどの取り組みを行う。 さらに、9月(後期)より実験計科目で実証実験を行い、研究の成果を検証・総括する。
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Causes of Carryover |
システム開発の遅れによって、主に人件費・謝金と物品費の支出が当初の予定よりも少なくなり、残金が生じる結果となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
システム開発の遅れを取り戻し、当初予定していた人件費・謝金や物品購入に使用する。
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