2017 Fiscal Year Annual Research Report
Physiological elucidation of auditory feedback
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26350600
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Research Institution | 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) |
Principal Investigator |
角田 晃一 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 部長 (30197751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関本 荘太郎 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 研究員 (00010059)
伊藤 憲治 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 研究員 (80010106)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 失声症 / 左右脳機能 / 機能的f MRI / 赤外線トポグラム / 中枢調節 / 日本語 / 特異性 / 角田理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、新規購入の22chでの機器による検証を踏まえて、1.機器の整備 2.これまでの実験タスクと2ch機器との整合性の検証を行い、データを72例で検証した。簡易赤外線トポグラムの臨床応用を目指す基礎研究はその成果が得られ、昔から指摘されている日本語で育った人間における虫の声の処理機能の非日本語環境で育った人間との違いの証明がなされ、英文誌に発表した。(Acta Otolaryngol. 2016; 136:568-74) 平成29年度は、本研究の実験精度を上げるべく東京外国語大学の留学生の協力を得て、被験者を増やし更なる未知の脳機能の解明に挑んだ。これまで再現性が無くnature誌やScience 誌で度重なる議論で批判的であった、脳機能の生理的計測機器(fMRI、脳磁図、NIRS)の再現性や、施設間での検証の違いのけ検証をNIRSにておこなった。 同条件で生理実験施行の為に、実際の姿勢変化のモニターシステムを作成し、左右の手・足の条件を変化させ、特に左右にクロスさせると、脳活動の基本が変わり、基本的に姿勢変化による誤差が大きく、生理実験心理実験など脳機能の生理的計測には、統一した実験中の姿勢の固定が重要であることが明らかになり、標準の脳計測時の被験者姿勢モニタリングシステムを確立でき、啓発を含め英文誌に発表した。(Neuropsychiatry 2017; 7 (7); 739-744) 現在はさらに研究を進めるべく感覚器刺激である聴覚刺激の左右脳機能の比較に際して、研究費が獲得出来次第残されたこれらの条件を変えての再現性確認実験をfMRIを含め行う予定である。
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Research Products
(2 results)