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2014 Fiscal Year Research-status Report

け上がりの習得を促す鉄棒練習具【特許取得済み】の効果および適時性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 26350713
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

佐伯 聡史  富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (80361939)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords動感素材 / け上がり
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、研究代表者が先だって開発した、鉄棒運動におけるけ上がりの習得を促進する鉄棒練習具(平成20年3月に特許申請、平成24年6月に特許登録、特許番号5019328号)の効果と、適時性に関して調査・研究を行うものである。また将来的には学校現場を含めたけ上がり指導現場での実用化も視野に入れ、練習具の安全性を最大限に考慮したうえで、練習具の開発・改良も同時に行う。
実験に先立ち、器具の安全性の確保や、汎用性を視野に入れた練習具の改良について、セノー株式会社および武井機器工業株式会社と開発協力を行った。
通常け上がりの習得には、年齢や運動経験の条件によってさまざまではあるが、少なくとも数日から数週間、条件がよくなければ年単位の日数がかかることもある。すでに、体育専攻の大学生を対象とした実験において少数ではあるが、実験試技数回、時間にして数十分間の練習でけ上がりの達成に至るという事例が確認されている。
本年度は、富山大学人間発達科学部附属中学校および習志野市立津田沼小学校の協力のもと、中学生と小学生を対象としてこの器具を使用してけ上がりの習得を目指す実験を行った。小学生については、習志野市立津田沼小学校の4年生6名を対象に実験を行った。被験者の特性は、特別なスポーツ活動に従事していないごく標準的なの児童とした。3日間の実験を行った。全員3日間でけ上がりを達成することはできなかったが、明らかな運動経過の改善が見られた。
中学生については、富山大学人間発達科学部附属中学校2年生6名を対象に実験を行った。被験者の特性は、小学生同様特別なスポーツ活動に従事していないごく標準的な生徒であった。3日間の実験を行った。全員3日間でけ上がりを達成することはできなかったが、明らかな運動経過の改善が見られた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

器具の改良について、武井機器工業株式会社との共同開発により、試作品を作成。重量と使い勝手に課題がある。今後も改良を進めていく。
大学生での成果については、27年度中に論文として投稿予定である。
本年度中に行った、中学生および小学生対象の実験は本年中に滞りなく完了している。年度内に論文投稿の予定。

Strategy for Future Research Activity

本年度中に行った中学生および小学生対象の実験の評価を行う。
来年度は、高校生を対象とした実験を行う予定である。
研究計画には、バイオメカニクス的手法を用いてとしていたが、被験者の運動感覚への介入が必要不可欠であると判断したため、スポーツ運動学的手法を用いた研究へと切り替えることとする。

URL: 

Published: 2016-05-27  

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