2014 Fiscal Year Research-status Report
小学校教員の誰もが指導可能なスキー教授プログラム作成の実証的研究
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26350728
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| Research Institution | Hokusho University |
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Principal Investigator |
竹田 唯史 北翔大学, 生涯スポーツ学部, 教授 (10320574)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | スキー / 初心者 / 小学生 / 指導 / 教授プログラム |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、スキー初心者を対象とし、「初級段階の指導」に関する指導理論・教授プログラムの作成を行うことを目的とした。具体的には、「停止からプルークボーゲン」までの指導過程である。具体的研究方法は、１）指導理論・教授プログラムの作成、２）実験授業の実施、３）実験授業の評価という手法により研究を進めた。
１）指導理論・教授プログラムの作成：これまでの研究成果の蓄積を基に、小学校低学年のスキー経験未経験者を対象とした指導理論・教授プログラムを作成した。3日間の指導でリフト乗車、プルークボーゲンの習得を目標とした。指導者が視覚的に指導内容・方法を理解できるように、映像教材の作成も行った。
２）実験授業の実施：作成した指導理論・教授プログラムに基づき実験授業を実施した（平成26年12月25日～27日）。対象は、本学で公開講座として開催している「スキージュニア教室」に参加した小学生1年生のスキー未経験者５名とした。授業過程をビデオ撮影し、授業過程を記録した。事前に指導を担当する講師に対して、「指導講習会」を実施し、指導内容・方法についての共通理解をした。
３）授業過程の評価：実験験授業終了後、①生徒の目標の達成状況と学習過程の分析、学習者へのアンケートの2点について分析・評価した。①生徒の目標達成状況と学習過程の分析については、授業過程を記録したビデオを基に、学習者の習得目標の達成状況、学習過程を評価した。対象とした小学校1年生のスキー初心者の５名が目標を達成し、リフト乗車、プルークボーゲンの滑走を実施することができた。②学習者へのアンケート授業に対する学習者の評価・感想を得るために、アンケートを実施した。アンケートの結果、学習者からも「スキーが上達して楽しかった」などの肯定的な意見が多く出された。
授業過程の評価の結果、明らかになった課題・問題点を修正し、教授プログラムを確定させた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた通り、スキー初心者を対象とした教授プログラムの作成、実験授業の実施、検証を実施することができたため。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は「中級段階の指導」を対象とした指導理論・教授プログラムの作成を行う。具体的には、「プルークボーゲンからプルークターン」までの指導過程について検討する。基本的な研究手順は前年度と同様であり、１）指導理論・教授プログラムの作成、２）実験授業の実施、３）授業過程の評価、４）指導理論・教授プログラムの修正となる。実際の小学校における実践研究を行う。
また、平成26年度の初級者を対象とした指導に関する研究成果を日本体育学会及びSports Coaching Science Conference（台湾）、日本スキー学会にて発表する。
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Research Products
(3 results)
