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2015 Fiscal Year Research-status Report

スポーツを活用したまちづくり-試合開催地/キャンプ地招致活動推進組織に着目して-

Research Project

Project/Area Number 26350786
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

工藤 康宏  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (30410864)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords国際スポーツキャンプ地誘致 / 国際スポーツイベント開催地誘致 / スポーツコミッション / まちづくり / 社会経済的効果 / スポーツ・ツーリズム
Outline of Annual Research Achievements

本調査研究は、スポーツイベントを活用したまちづくりについて、開催地/キャンプ地招致活動推進組織の生成過程に基づく分類と社会経済的効果の関係を明らかにすることを目的とした。そのため、平成27年度は、平成26年度およびその後継続した自治体の抽出を行い、招致活動に対するヒヤリング調査を実施し、質的データを収集した。
現在、収集したデータを文字に起こす作業を継続中であり、招致、あるいは誘致活動の目的、活動状況、課題、予算状況、誘致組織の生成過程などについて整理中である。一方で、ヒヤリングを行った結果、印象的だったことに、すでにスポーツ合宿/キャンプ地として活動している地域では、今後新たにスポーツキャンプ団体を誘致することに消極的な意見も見られたことが挙げられる。その背景には、すでに現在、団体数が飽和状態であり、人手不足やスポーツ施設などの混雑などが予想されるためであった。
また、国際スポーツイベントの開催に伴う各国代表キャンプの誘致についても、現在受け入れている団体を一時的に断ってまで実施することには消極的な態度が観察された。現在受け入れている団体を一時的に断ることで、他の合宿/キャンプ地に顧客を奪われてしまい、次年度の再訪が保証されないというリスクを知覚していることが原因と推察された。これらの傾向が、ヒヤリングを行った地域限定のものであるのか、他の地域にも共通することなのかについては、今後のデータ収集と検証が必要である。
社会経済効果測定指標の選定、およびモニタリングについては現在継続中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

国際スポーツキャンプ地誘致活動、および、すでに合宿/キャンプ地として活動している自治体のヒヤリングを行うことができたものの、まだ、数件にとどまり、予定数には達していない。
また、社会経済的効果を測定する指標の選定・収集活動について、末づくりの変化をとらえる指標の選定、検証に難航している。

Strategy for Future Research Activity

試合開催地・国際スポーツキャンプ誘致活動自治体へのヒヤリング件数を増やしていくことが最重点事項である。また、社会経済的効果測定指標の選定とモニタリングを継続して行い、指標を決定する必要がある。

Causes of Carryover

分析に使用するPCを購入する予定であったが、年度末の処理に間に合わなかったため。また、当初予定していた自治体のヒヤリング件数に満たなかったため、見積もりを下回った。

Expenditure Plan for Carryover Budget

自治体のヒヤリング件数を確保することと、分析に使用するPCを購入する予定であるため、計画通りに使用される見通しである。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Book (1 results)

  • [Book] スポーツツーリズム・ハンドブック2015

    • Author(s)
      高橋義雄、青木淑浩、岡星竜美、工藤康宏、二宮浩彰、原田宗彦、松岡宏高、山下玲
    • Total Pages
      134(12-19)
    • Publisher
      学芸出版社

URL: 

Published: 2017-01-06  

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