2015 Fiscal Year Research-status Report
小学生を対象とした遊びを交えた運動介入の身体活動量と健康・体力への長期的効果
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26350839
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Research Institution | Fukui Prefectural University |
Principal Investigator |
平井 一芳 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (90345679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋爪 和夫 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (80189472) [Withdrawn]
日下 幸則 福井大学, 医学部, 教授 (70135680)
梅村 朋弘 愛知医科大学, 医学部, 講師 (10401960)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 身体活動 / 子ども / 健康 / 体力 / 運動介入 |
Outline of Annual Research Achievements |
小学5年生を対象に遊びを交えた運動介入を1年間実施し、中学生までの発育発達段階において身体活動や身体機能にどのように影響を及ぼすか縦断的に研究することである。 今年度は4月、6月、8月、12月(計4回)に身体活動量を測定した。データ解析は2014年に実施した体力・運動能力測定結果および生活・運動習慣調査データを用いた。運動・スポーツクラブ加入有無では、男子において「加入者」より「未加入者」が反復横とび、20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび、ボール投げが有意に高かった。女子においては「加入者」より「未加入者」が上体起こし、反復横とび、20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび、ボール投げが有意に高かった。朝食有無では男子において「毎日食べない」より「毎日食べる」が身体活動量が有意に多く、長座体前屈が有意に高かった。睡眠時間では、男子において「6時間未満」より「8時間以上」が反復横とび、50m走が有意に高かった。テレビ視聴時間では男子において「2時間以上3時間未満」より「1時間以上2時間未満」が上体起こしが有意に高かった。過去の運動意識(小学校入学前は運動遊びや体を動かすことが好きであったか)では、男子において「嫌いだった」より「好きだった」が長座体前屈、反復横とびが有意に高かった。女子においては「嫌いだった」より「好きだった」が反復横とび、ボール投げが有意に高かった。男女とも運動・スポーツクラブ加入者は未加入者より体力・運動能力が有意に高かった。また、男子においては朝食を毎日食べる者は身体活動量が多く、朝食を毎日食べる・睡眠時間が長い・テレビ視聴時間が短い者は体力・運動能力が高いことが示唆された。さらに、小学校入学前の運動遊びや体を動かすことが好きであった者は体力・運動能力が高いことが示唆され、子どもの体力向上には幼児期からの運動への動機づけの必要性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
年4回分の身体活動量測定データにおいて欠損データが少なくなく、採用条件をクリアできるデータをチェックしながら集計を進めており、解析までは至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は縦断的解析を行い、身体活動量の変化量をプライマリーアウトカム、体力・運動能力および生活・運動習慣の変化量をセカンダリーアウトカムとして運動介入の有効性を検証する。
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Causes of Carryover |
測定機器(3軸加速度計)の破損や故障などの修理費および研究旅費が見積もり額より低額であったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
当該助成金は翌年度に旅費等に充てる。
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