2017 Fiscal Year Research-status Report
全英女性解放会議におけるジェンダー/人種/階級:「第五要求」形成過程を中心に
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26360054
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
山森 亮 同志社大学, 経済学部, 教授 (90325994)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | オーラルヒストリー / フェミニズム / 福祉権 / 社会運動 / ベーシックインカム |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年8月に、イギリス・ケンブリッジ大学ルーシー・デラップ教授と打ち合わせを行った。彼女は、British Libraryによる1970年代フェミニズムについての大規模なオーラル・ヒストリー調査に関わっており、その経験を踏まえて、これまでも当該研究の今後の進め方について貴重なアドバイスを頂いてきた。今回はとりわけ、人種・階級・ジェンダーのインターセクショナリティーについて聞き取り調査上留意すべき点などについて具体的なアドバイスを頂いた。 さらに、女性解放運動や女性たちによるコミュニティ活動への参加者に対する聞き取り調査、当時の運動資料についてのアーカイブ・ワークを行った。 2017年9月にポルトガル・リスボンにて開催された、Basic Income Earth NetworkのBiennal Congressにて、研究の中間成果に基づく報告を行った。また学会前後に、アメリカの女性解放運動と福祉件運動のインターセクショナリティーの研究をされているヴァーモント大学フェリシア・コーンブラ教授と意見交換を行い、さまさまな示唆を得た。 これらの打ち合わせ、アーカイブ・ワーク、聞き取り調査を踏まえて、帰国後、それらのテープ起こしや整理、研究執筆を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究申請時には、研究成果の公表については、研究期間の後半や研究期間終了後に行うつもりでいたし、公表した成果が、学界でどのように受けとめられるかについては、一定の期待や自負はあっても、確実なことは分かっていなかった。幸い、研究は順調に進み、早期に部分的な成果を国際会議や英文学術誌にて公表することとなり、学術賞を頂いたり、国際会議にて招待講演を行うこととなった。研究期間中の段階にもかかわらず、このような肯定的な反響を頂いたことは、望外の喜ひであり、引き続き研究を継続していく上での励みとなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
勤務先の学期外期間を利用して渡英し、引き続きオーラルヒストリーのための調査や、アーカイブ・ワークを行う予定である。 それらを踏まえて、英語論文の形で成果を執筆予定である。
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Research Products
(1 results)